いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

オール人力狙撃システム試作機

堕ちた三ツ星

2008年09月17日 12時48分20秒 | 経済関連
格付けで「トリプルA」というのがありますが、トリプル・ドムの「ジェット・ストリーム・アタック」には関係ありません(笑、古!)。因みに、かなり昔に「ジェット・ストリーム」というFMラジオ番組(深夜零時)がありましたが、今はどうなのか知りません。

格付けのことは以前にも書いた>
権威を有り難がる人々

850億ドルもの巨額救済資金を必要としたAIGは、僅か数年前までトリプルAに輝いていたわけですよ。この最上級の格付けを得た企業は10社にも満たず、そのうちの一つだったAIGは何に手を染めたのかといえば、巨大な博打だったということだ。
たった数年で転落するような格付け制度とは、一体何なのか?
緊急資金援助をする直前までのAIGの格付けにしたって、日本の保険・金融機関よりも高かったのに、だ。トイレの紙ほどの価値もないものなのだ、ということを知るべきかもしれんね。はっきり言えば、コネ次第、ということかな。内輪でしか通用しない、「君は最高だ」という寮生同士の称賛みたいなもんさ。

要するに、彼らは内輪で都合のよいシステムを組み上げてきたのだ、ということ。巨大な集金システムを生み出し、それを増幅させる装置を組み込み、更に架空のポケット(見えない貯金箱=数字の中にしか存在しない信用というやつだ)で数字を増大させ(簡単にいえばレバレッジだな)、その巨大化した博打から得られる「アガリ」を食い尽くす、という壮大なシステムだ。

脆い経済理論

これに書いたが、わざと図体をデカくしておいて、潰せないようにする、損失は他から金を穴埋めさせる、ということができるなら、「どんな博打」でもできるわな、という話。これが欧米人の信奉していた「資本主義」の正体なのだよ。

AIGについて書いた記事>

株主に人種は関係あるの?(笑)

サブプライム問題は大炎上へ?(笑)

ルールなき金儲け主義が招いた結果が、今なのだよ。


だから言ったろ?
日本人はバカだから、自分たちの本質を見失ったのさ。

イルカはサメになれない~まとめ編

短期的にどれほど成功を収めたとしても、長続きしないこともある。欧米人にはそういうことが判ってないんだ。
サメになるのが正しい、ということではない。
イルカであることを捨てる必要なんかない。
適応することが求められるだけだ。

必要以上に食らい尽くせば、食物連鎖を破壊するので死ぬだけだ。
昆虫や野生動物の群れなども同じ。一時、繁殖し過ぎて食糧を食らい尽くすと、その反動で減少していくしかなくなる。
やり過ぎはよくないということだな(笑)。
やっぱり、昔の人たちは偉かった、というか人間の知恵はダテではないな。