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ネット上の「風説の流布」

2004年12月12日 13時13分09秒 | 社会全般
今まで書かないでおこうと思っていましたが、木村剛氏がついに直接行動をとられ司法の判断に委ねられたようなので、思ったことを書いてみます。


ことの起こりは「切込隊長」という方がブログを書いていて、大変有名なのだそうです。その記事に誹謗中傷および「風説の流布」に該当すると思われる文言が見られたということです。


私が知ったのは、木村氏の記事に「TBとコメント」という記事を書いてTBしていたのですが、その記事に「切込隊長」さんからTBをされたのです。理由は不明ですが、私が木村氏の信奉者と思われた(ブックマーク欄に入れているから?)か、単に木村氏の記事にTBしていた何十人かに機械的にTBしたのかは不明です。まだ、TB欄に残っていますから、見ることができますので見たい人はどうぞ。


私はその記事(木村氏について書かれた次の「~17人に聞きました」もです)を読んでみましたが、ほぼ個人的な誹謗中傷といえるものでした。これについて私が意見を述べることは、非常に危険と思えました。理由は「切込隊長」さんは非常に有名らしく、またその支持者もたくさんいるようなので、私が何か書いてしまうと以前の防衛族と同様に熱烈支持者たちに集団的自衛権(罵詈雑言のコメントの集中砲火ですね)を行使されるのではないかと思ったからです。また、私は一応匿名で(まさくにという仮名ですけど)書いてはいますが、ネットは必ずしも安全とは限らないし私個人を特定されてしまうのではないかということが恐れた最大の理由です。


それはともかく、ブログを初めてもう少しで2ヶ月が経ちますが、今までの最大の驚きは普通の名も無き人々が、非常に内容のある記事を沢山書いていることでした。意味のある議論が展開される手段は個人には無かったことですから、私はブログはよいものであると思っていました。

しかし、ある特定の個人について誹謗中傷したりすることはルール違反であると思います。そればかりか、今回の一件は企業としての対応も考えねばならないケースのようですから、個人的なやり取りではもう解決できるものでなく、当然司法判断が必要ということになったのでしょう。


少し前に、上場廃止(今年の5月くらいだった)となったメディア・リンクスは、11月に「風説の流布」による株価操作事件として会社役員が証券取引法違反で逮捕されています。同社のHPに記載された事項が「風説の流布」に該当するという判断なのであると思います。私は正確にわかりませんが、裁判によっていずれ全容が明らかになっていくと思います。

これがどのような関係があるかというと、ブログやHPに書いた内容であっても「風説の流布」という法的判断が成り立つ可能性が高い(それで逮捕したと考えます)ということです。法学に詳しい人の意見を聞いてみなければわかりませんけれども。


私はブログが楽しくできることが一番の願いです。前に記事に書きましたが(マスコミ批判の感想シリーズ、カテゴリー:社会全般)、単なる個人攻撃は何の意味もないですし、お互いの気分がすごく悪くなるだけです。


追記12/12 16:33

私は勘違いしてました。切込隊長さんを訴えたのではないのですね。あまりに慌てて読んだので、てっきりそうなのかと思っていました。Keiさんにコメント書いて頂いたのですが、それでもう一度木村氏の記事読んでみて、切込隊長さんの記事を読みに行きました。そこで気づきました。

記事掲載をしたことが「風説の流布」を問われているわけではないですね。まだ、訴えられてはいないようですから。裁判では切込隊長さんの記事が被告側の流した「風説の流布」としての間接的証明になるということのようです、でいいのかな?

あとは、もともと書かれていた内容とは異なっている部分がありましたが、どこかと聞かれても解りません。出自についてとそれに関連した部分が削除されていました。
きっと木村氏も元の掲載されていた記事については読んだのだと思います。あくまで読み手の印象ですから、正確に言えませんが、切込隊長さんは表現を部分的に変え、削除したのは間違いないと思います。私の最初の印象はやっぱり「誹謗中傷はよくないよ・・・」というものでしたが、今日読んだものについては多少違っていましたから。


さらに追記
もう少し他の方々の記事やご意見などについて、読んでみようと思います。問題点についても整理して考えて行こうと思います。