Chemin♪お菓子の小径(シュマン♪おかしのこみち)

スウイーツ&ティー・ラボ 少人数のお菓子レッスン、さまざまなお茶、ティータイムの楽しみ方、シュガークラフト

サントノレ・オ・フィグ(イチジクのサントノレ)

2009年09月01日 | デコレーション・アニバーサリーケーキ

9月に入り、朝夕はすっかり涼しくなりました。

今日の神戸は快晴!

抜けるような青空♪ キラキラ光る海の青♪ 

真夏とは一味違う美しい須磨の初秋の風景です。

そして今年もイチジクの季節がやってきました。

昨年もご好評をいただいたChemin♪ 秋のタルトの一番人気「イチジクのタルト」

今年も皆様よりのオーダーをお待ちしています♪

本日ご紹介するのは、イチジクのお菓子ですがちょっぴり変り種♪

サントノレ・オ・フィグ(イチジクのサントノレ)

Photo

白ワインで作ったイチジクのコンポートと生のイチジクを「サントノレ」という有名なお菓子仕立てにしてみました。

「サントノレ」はフランスのシェフ「シブースト」が考案したお菓子で、彼のお店があったサントノレ通り(現在とは異なる)にちなんでつけられた名前です。

飴がけしたプチシュー生地がまるで王冠のようなお菓子の形

シブーストクリームというカスタードクリームとイタリアンメレンゲで作ったフワフワのクリーム

「サントノレ口金」で絞った生クリーム

どれもがため息が出るほど美しいお菓子♪

Photo_3

今回オーダーくださったのは、Chemin♪のお菓子をご愛顧くださるお琴のH先生です。

およばれにお持ちくださるということで、「イチジクのタルトは大好きだけど、もしイチジクを使ったお菓子が他にあったらそれを・・・」

そのときになんとなく浮かんできたのが「サントノレ」です。

繊細なイチジクの味をあじわっていただきたくて、甘いシブーストククリーム よりもあっさりとしたディプロマットクリームを使いました。

パータフォンセとシュー生地でできた土台に飴がけした小さな小さなプチシューを、やはり飴でくっつけて王冠のような形にします。

Photo_5

ディプロマットクリームの間に白ワインで煮込んだイチジクのコンポートをはさんでいます。

ケーキの表面に生クリームを絞って生のイチジクを載せました。

聖オノレは紀元660年頃の司教で、神の手からパンを授かったと負われ、パンの守護神とされました。

シブーストが考案した「サントノレ」が評判となりそれ以来、聖オノレ(サントノレ)はお菓子の守護聖人とも言われるようになりました。

作る工程も多く見た目も味も印象的なので、「サントノレ」を習ったときは、「難しいけど作ってみたいなぁ!」と憧れたお菓子です。

残ったシュー生地とクリームで作ったおまけは小さなシュークリーム♪

Photo_6

今回のシュー生地は「イデミ・スギノ」の杉野シェフのレシピ。

杉野シェフのシュー生地のレシピは「パリブレスト」で出会ったのですが、生地が焼く前に少々冷たくても、まぁるく、スコーンと中が空洞に焼けて翌日まで香ばしいシューです。

次男は晩御飯のあとにこのプチシューを6個一気に食べてくれました。(アリガトネ!)

H先生、オーダーありがとうございました!

そして、ケーキをお届けしたときにいただいた「スズキの燻製」、とってもおいしかったです!

Photo_8

とてもめずらしいスズキの燻製、食べ方を教えていただいてその通りに♪

スライス玉ねぎ、セロリ、貝割れ大根をクリルと巻いて他は何もつけずに♪

ご馳走様でした~!

食欲の秋ですねぇ~( ==)旦~~ シミジミ...

ではまたね♪ See You~!

コメント (4)