Chemin♪お菓子の小径(シュマン♪おかしのこみち)

スウイーツ&ティー・ラボ 少人数のお菓子レッスン、さまざまなお茶、ティータイムの楽しみ方、シュガークラフト

お菓子作りを愛するあなたへ♪ガレットの模様♪Chemin風!?

2008年04月24日 | クッキー・サブレ

昨日は初夏のような暑さだったのに、一転、今日はすごく寒い~!

うっかり薄着で出かけると風邪ひきそう!

さてっ♪ブログで仲良くしてくださっている「今日もhomemade*日和」のsunny*さん♪

おいしそうなケーキ(特にsunny*さんのイチゴのタルトやシフォンケーキはとってもキレイでおいしそうですよ♪)満載、sunny*さんのすっごく楽しいおしゃべりが最高にいい味なのですが、そのブログになんと「シュマン風ガレット」という名前でお菓子を作ってくださいました。

sunny*さんありがとうございま~す♪超光栄です♪

で、そのときに、ガレットの模様の話題が出ていましたので、Chemin♪のブログでもガレットの模様を話題にしてみようと思いま~す♪

「ガレット・ブルトンヌ」はフランスのブルターニュ地方の郷土菓子です。

塩の産地でも有名で、有塩バターや塩を使ったお菓子が作られています。

また、土地が肥沃とはいえないので小麦があまり獲れず、その代わりにやせた土地でも育つそば粉を主食にしてしてきた歴史があります。

そば粉のガレット・・・というと「そば粉」で作ったクレープで、それを有塩バターで焼いたものが食事に出てきたり♪

「ガレット・ブルトンヌ」は有塩バター(もしくは無塩バターに塩を入れて)と小麦粉、アーモンドプードル、砂糖、バニラ、香り付けにラム酒を使うものもありますが、とてもシンプルでおいしい焼き菓子、塩スイーツです。

多くは「丸型」で型抜きして、表面に卵を塗って(ドリュゥル)フォークなどで模様をつけて焼かれます。

「ブルターニュの木の葉」はその変形で、今田美奈子お菓子教室の分室の先生に習ったときに「木の葉型」で習ったのですが、もともとは芦屋のブールミッシュの「吉田菊次郎シェフ」のレシピです。

金沢でお菓子教室をしていたときにも生徒のみなさんにとても人気のあったお菓子のひとつ。

で、ブルターニュの木の葉の「ドリュゥル」は、卵黄のみ。コツは必ず卵黄を茶漉しでこすことです。

Photo_2 Photo_3   


この型、7センチほどの小ぶりのものですが、ボリュームはちょうどいい♪

茶漉しで漉した卵黄をハケで表面に塗りますが、そのときに型に卵黄をつけないこと。つけてしまうと焼いたときに卵黄が型に張り付いて抜けにくくなります。

卵黄を塗ったら15分ほど冷蔵庫で乾かしてから、フォークなどで模様をつけます。乾かさないとせっかくつけたすじが戻って消えてしまいます。

で、焼いて冷めたら型から慎重にはずします。この型からはずすのがドキドキで、ちょっと力を入れすぎると角がかけてしまったり・・・。

かけてしまったブルターニュの木の葉はChemin家では全て長男のおやつに。。。長男大喜び!?

型からスムーズにはずすために、生地をつめる前に型にバターを塗っておくこと、だれた生地を詰めないこと、生地を詰めたら冷やすこと。

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卵黄だけで焼くと左のように黄金色に。

卵黄に、ハチミツを少し入れたり、濃いコーヒーを少量入れると左のような色に仕上がります。
丸い形の時は、1センチくらいに伸ばした生地を丸型で抜きます。 Photo_9 Photo_10


左が塗りたて。右が乾いたもの。違いがわかりにくいかな。。

ショコラの場合は、卵黄2全卵1の割合(これは好みです)のドリュゥルを茶漉しで漉して使います。

それを30分ほどしっかり乾かしてからフォークでしっかりめに模様をつけます。

というのは、乾かし方が足りないと焼きあがったときに卵の黄色が強く出て、チョコレート生地の茶色と一緒になると・・・・黄緑色のような色になってしまうので。。。

Photo_11 Photo_12


焼くときには一回り大きなセルクルをかぶせて焼くときれいな丸型になります。

セルクルにはうすくバターかサラダオイルをぬっておいてくださいね。

それが無いときには、アルミのこんな型で焼くといいかも。ちょっとアルミ型に対して抜いた生地が小さかったです。

Photo_13Photo_14
焼きあがりました~♪

ブルターニュの木の葉は、焼きあがりはサクっとですが、どちらかというと「ソフトタイプ」の食感で、なんともいえない卵とバターの香りが香ばしい。

ガレット・ショコラは、ココアやカカオニブも入っているのでザクっとした食感でブルターニュの木の葉よりも軽い仕上がりです。

ザクっと仕上げたいときは粉砂糖ではなく、ザラメのようなお砂糖を使うといいかもしれません。

どちらにしても日持ちはするし、プレゼントにも最適♪

sunny*さん、参考になりましたでしょうか?

ザッとですが、卵のドリュゥルChemin♪風塗り方でした。

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sunny*さんより、コメントでご質問いただきましたので、続きは追記に♪

sunny*さんより、コメントでご質問いただきましたので、もう少し突っ込んだおしゃべりを♪

初めに・・・今回もブログで書いているやり方等は、お菓子作りの基本にのっとっていますが、あくまでもやり方のひとつです♪

またChemin♪風ということで、私が経験的に、「こうしたほうがいいな~」と思ってやっていることなので、へぇ~♪っという感じで気楽ぅ~にゆるぅ~くお読みくださいまし( ̄ ̄▽ ̄ ̄)

>ちなみに、シュマンさんのガレット、型にみちみちに入ってますが、
>焼いた時に型から溢れてくるということはないんですか?
>ワタシの作ったレシピでは、8分目で抑えないと、型から溢れてしまって
>型抜きに苦労しました。

これは実はとっても奥の深いことかも・・・実は、本文ではサラっと流したかったのですが・・・sunny*さん、するどいっ!(⌒o⌒;A

このお菓子、もう10年以上も、何度も作っていて、その経験上・・・のことですが

sunny*さんのレシピ、BP(ベーキングパウダー)入っていますか?

私は普段BPは極力使いませんが、使ったほうがいいな!と思えば使います。(当たり前!?)ちなみに、現在はアルミフリーのラムフォードをつかっています。

このレシピにはBPが入っています。ただ、レシピ通りだとちょっと膨らみすぎてしまうと型から出しにくいので、元レシピより減らしています。

また、写真ではわかりにくいですが、生地の真ん中をほんのすこ~しだけくぼませています。(もしできなくても大丈夫♪)

もうひとつ、生地が膨らみすぎないために、生地を作ってから出来れば一晩、もしくは十分冷えるまで休ませること。

あの型に8分目にいれること自体が難しいので、十分休ませた生地をミチミチ(sunny*風に)入れて、最後に真ん中をほんのわずかくぼませるような気持ちで仕上げます。

生地を入れるときに使う道具は、食事用のナイフ。

あとはドリュゥルを塗ったり模様をつけるたびに冷やすので生地はしまって、焼いたときには余分なふくらみはでないと思います。

>さ・ら・に!ちなみに、翌日のガレットはどういった感じですか?
>湿気た感じになります??

どの程度かわからないけど、多分、私の「ブルターニュの木の葉」はソフトクッキーです。

外はさっくりとしているのに、中はしっとり。サブレとケーキの真ん中のような感じ。

ナイフで切れる感じです。

ガレットもいろいろなレシピがあり、作り方も少しずつ違っていて、仕上がりもザクザクっとしたもの、ソフトクッキーのようなもの。

どれが正解・・とも言えず、お好みで一番お気に入りのレシピと作り方がきっとありますよ♪

お気に入りを探すもの楽しいですよね!

私は焼きあがって冷めたら、余計な湿気を入れたくないので、なるべく早く密封します。

小さなシート乾燥剤を入れてひとつひとつ袋に入れてシーリング。

おうちなら、シール付きの透明の袋や密閉容器に入れておけばOK♪

>焼くときには一回り大きなセルクルをかぶせて焼くときれいな丸型になります
一回りといっても、実際はセルクルで抜いてそれをかぶせてもできることはできま~す。(セルクルには薄くサラダオイルを塗っておきます。)

ほんんわずかでもセルクルが大きいほうが作業がしやすいのです。

なぜかというと~フォークで模様をつけるとき、ちょっと力入れるでしょう。

ほんのわずかですがフォークで抑えられた生地がちょっぴり大きくなるのです。

だから・・・ちょっとだけ大きなセルクル♪

これで言い忘れはないかしら♪

はぁ~気がすんだ~♪♪

教室をやっていたときの時のくせで、言い忘れや言葉足らずがあとになって気になっちゃうのです。許してね~!長文!!!!

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