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読書感想「妖の華」誉田哲也

2023年10月07日 18時22分56秒 | 乱読本感想
文藝春秋 2010年11月10日

「妖の掟」を読んだ後に過去に書かれた作品があることを知った。

過去に書かれたのは「妖の掟」の未来だとのこと。

では読まなくてはと「妖の華」を読み始めた。

物語の流れからしたら、過去から未来へと繋がるのだから読みやすいと思っていたが、余計な思いが色々と浮かんできてなかなかスムーズに読み進むことができなかった。

もし、書かれた順番に読んでいたらどう感じただろうかなとか、過去のエピソードを拾い集めて未来を創作するのも大変だろうなとかね。

”井岡”という刑事が登場。

えっ!?あの井岡なん?このキャラは井岡だよな~、姫川玲子も出るのかな?(出なかったけど)

井岡登場でびっくりしたが、エログロをまき散らして、紅鈴とキヨシの物語は切なく終了した。

紅鈴と欣治の出会いからの話をもっと知りたかったなぁ~との思いが残った。

が、その後、このシリーズがまた過去にさかのぼって描かれていると知った。

ふたりの出会いも描かれているようだ。



それにしても、本作が誉田哲也のデビュー作だとは知らなかった。

デビュー作は「春を嫌いになった理由」だと思い込んでいたから。

昔、散々なレビューを書いた気がするが、こちらがデビュー作で良かった。


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