途中下車してときどき嵐

ブログ人から引っ越してきました。

読書感想「四人組がいた。」高村薫

2018年12月19日 09時05分45秒 | 乱読本感想
文藝春秋 2018年11月9日

★3

”あの”、「黄金を抱いて翔べ」「マークスの山」の高村薫さんが今までとは違った傾向の作品を書いているようだ、と言うことで買ってきた。
読み始めて、『あれっ!?これって、”あの”高村薫さんじゃないの!??同姓同名ってことはないよね?』と本を何度か確認した。
今までとは違う傾向とはいえ、違いすぎる!
4人の爺婆の身の回りで起きた事が語られるが、どうも現実じゃないみたいな・・・
毒のある日本昔話、いやいや現代日本の話。
すっとぼけているようで、実はきっついことが描かれている、『やっぱり、ほんまもんの高村薫のようだ』
でも、どうにも馴染めない。
馴染めないけれど、描かれることは妙に納得できる。
面白く読んだとは言えないけれど、最後まで”何だこれ!?”だった。
文庫本だから解説を読んだら何か分かるかもと思ったが、解説が無かった!

乱読本感想リスト タイトル【や】行

乱読本感想リスト 作家【た】行 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする