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韓国ドラマ感想「リメンバー~記憶の彼方へ~」

2018年10月19日 08時56分12秒 | 韓国ドラマ感想
韓国ドラマでイヤと言うほど観てきた権力者のやりたい放題、それに蹂躙される弱き人々、そして戦う人たち。
このドラマもそういったドラマだった。
ただ、いつもとちょっと違うなぁ~と。
“神はこの人にどれだけの試練を与えるのだろう?”
切なくてしかたがなかったが、最後に残ったのが静かな哀しみと温かさだった。
そういう気持ちにさせられる巧いストーリー、そして適材適所の役者さん。
これ程ぴったりとはまった配役はあまりないような気がする。
ソ・ジヌ役のユ・スンホくん、前回観たのが「会いたい」で、年相応の役といった感じではなくあまり良い印象ではなかった。
でも、今回は良い感じ、高校生も最年少弁護士もぴったり。
演技が巧い上に、あの顔!
なんて切ない表情になるんだろう、なんて幸せな表情で笑うんだろう。
ドラマの印象は彼の表情の印象と言ってもいいかもしれない。
イ・イナを演じたパク・ミニョンさんはスンホくんと比べたらかなりお姉さんだし、画面でもそう見えた。
だから2人のラブシーンはそんなにキュンとしなかった。
そこは無くても良かったかも。
でも、ジヌを支える優しい年上の、それも正義感の強い女性ということではミニョンさんが良く合っていた。
弁護士パク・ドンホ役のパク・ソンウンさんと検事タク・ヨンジン役のソン・ヨンギュさんは敵なのか味方なのか、怪しい役でドキドキワクワク、この2人がかなり好きで、面白く観ることができた。
最後に、ハンパない悪役ナム・ギュマンを演じたナムグン・ミンさん。
「匂いを見る少女」では薄気味悪い悪役だったけれど、ここでは悪事のやり方と思考がド派手で箍の外れ方が凄い。
あまりのすごさが滑稽でさえあった。
だから現実味が無くなって、この哀しい物語の中である意味救いだった。
しばらくの間、韓国ドラマ疲れをしてあまり観ていなかったが、最近続けて観た2016年の韓国ドラマは私の好みで楽しめた。


韓国ドラマ まとめ タイトル
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