カームラサンの奥之院興廃記

好きな音楽のこと、惹かれる短歌のことなどを、気の向くままに綴っていきます。

永さん。

2016-07-18 20:40:24 | Weblog

永さんが亡くなって、TBSラジオがいくつもの番組で永六輔氏追悼コーナーをやっている。今日は、しごとのあと、某番組で特集として六八コンビの歌を次々に流しているのを偶々聴いた。たしかに、八大さんの特別に優れた音楽性が作品の価値を著しく高めていることは否定できないが、永さんの歌詞もあらためて素晴らしい。聴きながら涙が出てきた。

ところで、筆名〈六輔〉の六について、あれは六道から採ったものだったのかもしれない、と歌を聴きながら唐突に思い付いたのは蛇足。

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よろこびよ。

2016-07-17 07:45:35 | Weblog
短歌を詠むことへのよろこびを、少しだけ忘れかけているのかもしれない。歌誌『塔』7月号が来た。自分の作品は詰まらなすぎて、他のひとの作品ばかりをぱらぱら見ている。河野裕子先生の批評がしきりに懐かしい。今日もしごと。連勤がつづく。しごとが終わったら、郵便局窓口前で短歌十首捻りだしてきれいに書き直して投函せねば。
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この空に。

2016-07-16 18:45:12 | Weblog
このまま昏れて暗くなってゆく今日の空に、はたしてどんな形容が似合うのだろう。そういえば、 中上健次『灰色のコカコーラ』も村上龍『限りなく透明に近いブルー』も、明るくなってゆく朝方の空のある瞬間の色合いを形容したタイトルだった、なぞと雑念を弄びつつ、約束に遅れてしまった脚は急ぐ。まだ間に合うのだろうか、いや、もはや望みは絶たれてしまったか。地下鉄茗荷谷駅改札を出て、旧磯野家住宅の方へ坂を下りていった。
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明日は。

2016-07-15 18:38:17 | Weblog
6年前の7月16日、〈今日やって来た新人〉というタイトルで次のような日記を書きました。


今日午後2時42分、沖縄の空の下で2732gの甥っ子が元気に誕生したとの知らせあり。東京のおじさんはうれしくてたまりません。

明日は甥っ子の6才の誕生日。もう6才。早いものです。3年前に亡くなったグランパのことを、あのときはまだ小さかったのでよく憶えていないのではないかなと思うのですけれども、バアバに電話するたび、誰かが教えたわけでもないのに、必ず話の最後に〈バアバ、グランパによろしくね。〉というこころ優しい甥っ子くん。おじさんは6才年取りました。甥っ子くん、おめでとう。これからも幸せに元気に大きくなってくださいね。
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短歌メモ。

2016-07-15 12:24:09 | Weblog
百日紅の花にはつ夏の雨は降る ガムランとふ珈琲屋のある路地
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お盆、夕方雷雨。

2016-07-14 16:40:49 | Weblog
お盆。
しごとのあと、激しき雷雨の雨降り止まず、しごと場でしばし足留め。そういえば、スタジオジブリの小冊子『熱風』最新号が出たことを失念していたので、頂きに行かねば。
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お盆の入り。

2016-07-13 07:37:43 | Weblog
今日はお盆の入り。ここのところのしごと場は有り難いことにかなり繁忙。しごとのあとは、ぐったり。何をする気力も出なくて、取り敢えず汗吸ったたくさんの衣類の洗濯して、昼間予約録音したラジオを流しつつ、若松英輔氏の『霊性の哲学』を繙く最近。
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しごと帰りに。

2016-07-11 21:48:07 | Weblog
今朝、しごと場に向かう途中、あるお寺前に葬儀看板が出ているのを見つけた。その看板の珍しいお名前から、そこのすぐ近所の通り沿いにある、美味しいお弁当で有名な総菜屋さんのお婆さんがお亡くなりになったのだなと思った。お婆さんと面識はなかったけれども総菜屋さんのことはよく知っていた。しごとが終わって自転車で帰ろうと、件の惣菜屋さんそばのバス停近くを通り掛かった。〈そうだ、あの惣菜屋さんのお婆さんが亡くなられたのだな、お気の毒に〉と横目でその惣菜屋さんの方に意識が向いたそのとき、バス停で待っていた見知らぬご高齢の老婦人が私に「いま何時でしょうか?時計を忘れてきてしまって、バスが来るまでどれぐらい掛かるか知りたくて」と訊ねられた。〈はい、今は〉と時間を答えて、どちらまで行かれますか、とお聞きすると、小石川商店街にある大変評判のよい順天堂の先生の個人病院に行きたいのです、と言われる。あ、その病院知ってます、次のバスまで30分ぐらいありますし、いまから歩いて行かれたらバスよりも先に着けますよ、と言うと、じゃあ、健康のために歩いて行こうかしら、と老婦人、ガラガラの車輪付きのカバンを押して、ゆっくり歩き始められた。私も自転車を引いて老婦人の歩調に合わせて病院入口までご一緒することにした。道みち、老婦人は、順天堂の先生がいかに優秀か、嬉しそうに私に語られた。病院入口に着くと、いまから病院に入ろうという人たちが何人もいた。老婦人は〈お時間をわたしのためにありがとうございました。〉と笑顔で私に頭を下げられ、私も〈ではお気をつけて。〉と別れた。二三歩進んで、お婆さんが無事に病院に入られているかなと振り返ると、不思議なことに老婦人の姿はまったく見えなくなっていた。
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合掌。

2016-07-11 18:07:44 | Weblog

〈去る7月7日午後1時57分に永六輔さんがお亡くなりになった〉という号外ニュースを、今日のしごと帰り、偶々開いたNetNewsから思いがけず知りました。永さん、お疲れさまでした。長い間、ありがとうございました!


雨の後の美しく晴れた朝だった。飛行男爵のお城では、弔鐘を鳴らす東塔礼拝堂の大扉が侍従たちによって開かれ、ラッパ隊とパイプオルガンが壮重な葬楽を奏でる中、眼差しに温和な光をたたえた初老の司祭と喪服のアスフィータ王女のふたりがブルネグロ公国旗に包まれた棺を先導してゆっくりと出てきた。

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昨日今日。

2016-07-10 17:47:42 | Weblog

我が家の身内つながりのメーリングリストは、誰かの誕生日のときとりわけ忙しく賑やかになる。昨日は一番下の義弟の誕生日だった。今回も母から兄から義姉から妹たちから賑やかにメールがやりとりされたことは言うまでもなくて、こちらは、そういう温かいやり取りを見ながら心がほんわかした。

今日は選挙。しごとなので期日前投票をしておいた。日本国憲法をきちんと勉強したことのない政治家が、日本国憲法の本質を理解しないまま傲慢な顔つきで改憲を安易に容易に口走る国になってほしくない。強く思う。

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