フランソワーズ・サガンの小説に『ブラームスはお好き?』というのがある。このタイトルの意味、どうやって統計をとったものやら、誰が言い出したものやら生憎と私は承知していないのだが、フランス人のなかではどちらかというとブラームスの音楽が得意でない人が多いらしいという話。まあこれは、フランス人気質とドイツ人気質の違いを説明するときにしばしば持ち出される話題ゆえ、本当ではないのかもしれない、という前置きはさておき。ブラームスの音楽のなかでも、とりわけ『交響曲第1番』と『ピアノ協奏曲第2番』が私は大好きで仕方がない。全曲を通しで鼻歌することが容易いぐらいにこれまでよく聴いてきたし、これからも多分たくさん聴くことだろうと思う。
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