カームラサンの奥之院興廃記

好きな音楽のこと、惹かれる短歌のことなどを、気の向くままに綴っていきます。

映画のことなど。

2012-05-25 08:11:03 | Weblog

今日の特別試写会情報のメモです。


映画『道~白磁の人~』特別試写会

 

日 時  2012年5月25日(金)


16:30開場※入場は先着順(満員の場合は入場制限有)
17:30-18:00 トークイベント
18:15-20:15 『道~白磁の人~』上映
会 場  早稲田大学 大隈講堂
<ゲスト>
吉沢悠 氏(『道~白磁の人~』主演・浅川巧役)
高橋伴明 氏(『道~白磁の人~』監督)

言 語  日本語
対 象  学生・教職員・一般
申し込み等 入場無料・直接会場へお越し下さい。

早稲田大学アジア研究機構・平山郁夫記念ボランティアセンター共催

 

*****

 

昨日は仕事が終はつた後、有楽町スバル座へ急いで出掛けて、大林宣彦監督の映画『この空の花』を鑑賞しました。

舞台は新潟県長岡市とナガサキ、ヒロシマ、フクシマ、パールハーバー。主人公である新聞記者玲子(ナガサキの被爆二世)の「感情旅行」といふ設定の下、過去、現在、未来が混沌となつた時間軸の中でいくつかの物語が複層的に起こり、展開し、長岡、石巻の空に開く見事な花火シーンの大団円に向かつて進んでいきます。物語の進展に伴つて、随所に登場する「声を聞く」や「まだ戦争には間に合う」といふ謎めいたキーワードたちの意味が明らかになつていきます。

戦争や震災など、これまでさまざまな悲しく悲惨なできごとがありましたけれども、さうした体験を語り継ぐ声に真摯に耳を傾けながら、この世界の人々はお互ひに信頼し尊敬し合ひつつ平和や希望の未来に向かつて前進できるのです、ぜひとも前進していきませう、といふメッセージをつよく感じました。

祈りと浄化の思ひに満ちた、ブルックナーのシンフォニーのやうな映画だと思ひました。

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