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「中国発の黄砂地獄? 我々も被害者だ」 中国が不快感

2023年04月18日 | 中 国

2023年4月17日 9時56分 中央日報

2002年~2020年に韓半島(朝鮮半島)に影響を及ぼした黄砂移動経路

ゴビ砂漠や内モンゴル高原から始まった大規模な黄砂が韓半島(朝鮮半島)や日本にまで影響を及ぼしている中で、中国メディアが世界的に「中国発黄砂」という表現が使われていることに対して不快感を表した。

 

◇中国メディア「モンゴル発なのに…中国発黄砂とは」

 

16日、官営グローバル・タイムズ(Global Times)によると、中国中央気象台は今年最も強力な2度の黄砂が首都北京から600キロ以上離れたモンゴルで発生したと明らかにした。あわせて黄砂の発源地が中国ではなくモンゴルだとし、自分たちも被害者だと主張した。

 

該当メディアはまた、韓国と日本の一部メディアが黄砂が広範囲に降って人々の暮らしに影響を与えていると伝えながら「中国発黄砂」と表現したことに不快感をあらわにした。

 

官営環球時報も「モンゴルから始まった黄砂に対して韓国メディアが中国発黄砂だと報じた」とし「さらに『災害』や『地獄』のような扇動的な用語まで使った」と指摘した。続いて「韓国が気象問題の責任を中国に転嫁したのは今回が初めてではない」と主張して「中国は砂漠化防止を非常に重視していて重要な成果を達成した」と報じた。

 

◇モンゴル発81%だが…中国の責任が避けられない理由

 

韓国に影響を及ぼす黄砂の発生が中国と無関係だという彼らの主張は事実だろうか。一部は正しく、一部は間違いだ。韓国国立気象科学院で発刊した「2020黄砂報告書」によると、2002年~2020年ゴビ砂漠・内モンゴル(内モンゴル自治区)を発源し、さまざまなルートを経て韓半島(朝鮮半島)にたどり着いた黄砂は全体81%を占めた。反面、満州や中国黄土高原から韓半島に流入した黄砂は全体19%にすぎなかった。相対的に中国発の黄砂が比重は小さかったということだ。

 

それでも中国の影響が少ないと見ることはできない理由は、モンゴルから始まった黄砂としても中国を経てひどくなるからだ。最悪の黄砂として記録された2021年3月、米航空宇宙局(NASA)と韓国国立気象科学院は「モンゴルで始まった黄砂の風が中国内のゴビ砂漠と内モンゴル高原を経て規模が大きくなり、韓半島に入ってきた黄砂は中国領土の要因のほうが大きい」と診断したことがある。

 

◇中国「砂漠化防止に最善を尽くす」

 

ただし中国は黄砂によって中国自身が受ける被害も相当な規模になることから砂漠化防止のための努力を傾けていることが分かった。中国が2021年に発表した「中国第14次5カ年(2021~2025)林業および草原保護発展計画綱要」によると、砂漠化の土地管理面積に対する目標を1億平方メートルにして砂漠化類型別に防止計画を樹立した状態だ。

 

中国外交部の汪文斌報道官も13日の定例会見で「中国は毎年国連砂漠化対処条約に寄付を出し、同時に北東アジア地域の協力を拡大して黄砂情報を積極的に共有している」とし「今後も最善を尽くして黄砂予防と管理に寄与していく」と述べた。

 

 

 

 

 

 

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