モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

宝石を砕いた絵の具と金箔

2019-07-08 22:11:00 | 小学生 絵画

辛い辛い期末試験が終わり、最高にハッピーな気分のリンです!さて、今回は日本画について書かせていただきます。
日本画は、学校や家では描く機会がないので、アトリエに通ってなければ、もしかしたら一生に1度も体験出来ないような、レア度のめちゃめちゃ高いものかもしれません!(盛ってないですよ笑)
そのため小学生たちは日本画に興味津々!
しかも絵の具は宝石を砕いたものだし、加えて金箔銀箔使うしで、目をキラッキラッさせていました笑
まぁ、確かに宝石を砕いた絵の具に金箔なんて、高校生の私でも描きたいーーーーって興奮しちゃいます笑

今回は、みんなそれぞれ描きたい動物の写真をモチーフにして描いたので、私の知らない動物を描いている子なんかもいて、「この動物なんて名前なの?」と聞くと、「これはね、これはね...!」ととても楽しそうに話してくれました。中には、恐竜を描いてる子もいて、「日本画で恐竜なんて斬新だなぁ!」なんて私の方が完成が楽しみになっちゃったりもしました笑
いつもうるさい男子が、めっちゃ可愛い猫ちゃんをモチーフに選んだりもしていて、「ギャップ萌えってこのこと...?」なんて思ったりも。
みんな、各々が「これが描きたい!」と思う好きな動物を選んでいたからこそ、絵を描く作業に集中できたんじゃないでしょうか!
話は変わりますが、今回の日本画を描くに当たっての色々な作業の中で「この作業をすることによって、絵の雰囲気がガラッと変わる!」と思った作業がありました。それは、金箔の月の周りをいろんな色をつかってぼやかすといった作業です。私的にはこの作業が凄く好きで、これをすることによって、月に少し妖艶な怪しさが出る感じがたまりませんでした!
子供たちも、今回の日本画を描いて、少しでも日本画って綺麗だなって感じてくれていたら嬉しいです。

実は私も学生クラスで日本画に挑戦しているんです!
日本画を描くのは中学生ぶりで、前回描いた時は自分的にあまり上手く描けなかった記憶があったので、結構ドキドキでした。
上手く描けなかったというのは、前回選んだモチーフがカワセミで、その羽の柔らかい感じやくちばしのツルッとした質感が上手く描けず、全体的にのっぺりしてしまったのです。
でも、「よし、前回の時よりも絵の技術も少しはアップしてるはずだし、もう1回鳥に挑戦しよう!」...とはならず、今回のモチーフは鳥から逃げて、比較的のっぺりしてもごまかせるかなぁなんて思って、鯉にしました。(あと、鯉は日本画っぽいし、様になるかなと...笑)
あ、大丈夫です!ちゃんと描きますよ!笑
現時点ではまだ細かいところは描き始めていませんが、鯉も鯉なりに難しいところは沢山あるので、頑張って描き込んで行こうと思います!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする