モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

喋り盛り達

2013-09-23 20:03:44 | 学生
20130923_2
学生クラス 油彩
左から まなみ(中1)  ゆうか(中1)  ゆきこ(中1)  ほのか(中1)

どうも幸介です!本日も先週に引き続き学生クラスより油彩をご紹介いたします。本日の4枚は中学1年生女子4人の作品。中学生女子というのは大変かしましい年頃でして、声量のボリュームのコントロールも身に付けていない上、どうにもこうにも喋っていないと生活が成り立たない年頃でもあります。満足な会話が出来なかった日や、友人知人に理解してもらえなかった日なんかは、「どぉせウチにはホントの友達なんてぃなぃ・・・ウチの人生マヂ終ってる↓↓」 なんて風に、気分の上がり下がりも極端です。単純な気持ちで生きてる僕にとっては、非常に内情予測の困難な相手と言えるでしょう。

そんな中学生女子達の作品。まずはそれぞれを簡単に紹介いたします。

まなみ:オシャレよりも動きやすい短パンだよね!小学生のなごりが抜けない、じゃりんこ系女子
ゆうか:男兄弟がいるであろうことが容易に想像できるけど、最近女子っぽさにも気付き始めました。男子系女子
ゆきこ:裏が無いというよりも裏をつくれない、素直というよりも単純、正直者系女子
ほのか:アトリエには喋りに来てます!黙って絵を描く?無理です。ボリューム抑えれません。壊れたラジオ系女子

以上の4名ですが、そんな当人たちに作品のコメントを貰いましたのでこちらもご紹介いたします。


まなみ:小学生のときとちがって、時間をかけてやったので、よい作品になったと思います。筆づかいにもなれ、影も上手に描けました。一番がんばったのは、バラの絵を描くことでした。花を描きたくないと思っていたけど、かいてみるといいなと思いました。でも花をかくとき、影をつけるのが難しかった。でも先生に手伝ってもらい、しあげることができました。額もきれいにかけ、額なしの絵よりはなやかだと先生に言われたのがうれしかった

ゆうか:小学生のころと違って、学生クラスの方がしずかにしなくてはいけなくて、ちょっとつらかったけど、なれてきてあまりしゃべらないようになりました。全体的に色をぬり終わるのが早かったけど、そこからのちょうせいがすごく長かったです。でもとても楽しかった。

ゆきこ:小学生クラスとちがい、しらない人がたくさんいた。油絵を久しぶりにつかった気がした。アトリエでこの絵をかいたあと、部活でも油絵をつかって、色のつかい方などつかいやすかった。アトリエと学校はやり方がちがくて、学校のほうがたいへんだった。

ほのか:赤い缶のサビや、遠くにいくにつれての形などが、色をぬるときよりも最初の下描きが一番大変な所でした。小学生の時とは違って時間をたっぷりかけて描けたのが良かったです。


…そんなこんなで、皆一様に小学生クラスの時よりもその完成度に満足しているようで僕もうれしく思います。欲を言えば、そのいつものおしゃべりの時間を少しでも制作に費やすのに使ってくれればいいのだけど……なんて考えましたが、きっとお喋りありきの制作意欲でしょうし、その息抜きがなければ完成しなかった筈なので、少々大目に見ることにいたします。きっと彼女たちはあと向こう10年ぐらいはしゃべり盛りかと思いますが、その傍らで描画のスキルも上げていってくれることを期待します!

田中幸介

コメント
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