モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

うれし、びっくりの一人歩き

2009-05-09 23:12:43 | スタッフ講師
Jpg

チノです。ゴールデンウィークも終わり、今日からアトリエもスタートです!みなさん、どんなゴールデンウィークを過ごしましたか?今日は私事ではありますが、ちょっとした嬉しいご報告をしたいと思います。

卒業制作で、「風になる」という大学への通学途中の風景を作品として描いたのですが、大学を卒業する際、モチーフにもなった近くの公園に、作品を飾ってもらえないかと思い、作品を寄付したんです。記事を読んでいただければ、大体はわかるのですが、ちょっと訂正させていただくと、「作品を持って帰ることも出来ず」というのはすこ~し違います。分解すれば自宅には持って帰れるのですが、飾るスペースが無いんですね。大抵の学生は、そのまま梱包を解くことも無く、年月が過ぎてゆきます。中には作品を大学に置いて(捨てて)いく人もいるぐらいです。私はその、「描いたら終わり」というのが、残念であるというか、もったいないのではないかと思うのです。何の為に作品を描くのか・・・と考えた時に、自分のため、という考えももちろんありますが、私は、作品を見た人が、さわやかな気持になったりだとか、微笑んだりだとか、何か、作品を見て、感じてもらえたら・・・と思うのです。自己表現であると同時に、何かを伝えたい。それは見る人の自由ですが・・・。

そして、ゆかりのあるこの麻溝公園に自分でアタックしに行き、快く作品を受け取ってもらえたんです。
・・・・私の中では、これで話は完結でした。


しかし、公園の宣伝を含め、神奈川新聞に記事を載せていただくことになり、こうして、5月8日(金)付の新聞に載りました。(神奈川新聞お読みの方は是非チェックしてみて下さい^^)
私としては、まさに作品の一人歩きの様で、寝耳に水、棚からぼた餅状態でした。

作品自体は決して満足のいく出来では無かったのですが、舞台となった公園で、多くの人に親しんでもらえたら・・・と思っています。


親離れした作品がスクスクと育っているような感覚で、絵描きの端くれとしてこんなに嬉しいことはありません!


何人かの知人に、「もう悪いことは出来ないね!」と言われたのですが、元々そんなことしませんよ?!Rimg0666

コメント
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