武蔵野美大学工芸工業デザイン学科1年生の河原です。クリスマスの余韻が残る中、今年も残りわずかとなりましたね。
7月からミオスのアシスタントとして主に小学生クラスのお手伝いをさせていただくようになり、気がつけば早くも半年が過ぎました。ほんとにあっという間でびっくりです。まだ学ぶべきことがたくさんありますが、これまでの経験を糧にしながら、小学生の皆さんと共に成長していきたいです。
アシスタントを始めたばかりの頃は、何もかもが初めてで緊張の連続でした。小原先生や他のバイト先の上司からは「良くも悪くも動じない人」などと評価されますが、内心ではずっとあたふたしていたのを覚えています。ですが、小学生のおおらかで心を開いた振る舞いや、大人クラスの優しくて余裕のある方々との会話を通じて、次第に自然体で行動できるようになりました。皆様のお陰で『美術を教える仕事』にやりがいを感じる機会が増えてきました。改めて感謝申し上げます。
今年は、大学1年生として多くのことを経験しました。工芸工業デザインという学科は、主にインテリアや生活雑貨について学びます。平面作品にとどまらず、立体作品を素材と向き合いながら制作する機会が多くありました。その中で、見る・触るだけではなく、「指定された材料から作り上げる」という新しい視点を得て、自分の視野が広がったことを実感しています。2年生からの専攻は、家具や生活雑貨にフォーカスし、それらの作品製作や製品のマーケティング技術についても幅広く学びたいと思ってます!
2025年は、皆さんとの距離をさらに縮め、より楽しい時間を共有しながら、これまでに学んだ知識を活かして作品についてお話しできればと思っています。
また今この時期受験生は追い込みの時期ですよね。僕の担当させて頂いている学生クラスにも、美術系高校を受験する中学3年生が6人在籍しています。そこで「自分の悪い癖と良い癖というのを知っておくこと。直前に大切になるのは、悪い癖が出てしまった時の対処方法。」ということを、伝えていきたいと思っています。授業中に言われた先生の褒め言葉や指摘内容を振り返り成果を実感しながら、残り45日間の制作で1枚も無駄にすることなく作品に情熱をぶつけてください!冬休み中に描いた皆さんのデッサンを、年明け後に見るのを楽しみにしています。
改めて来年もどうぞよろしくお願いいたします!