モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

簡単に信用するな

2015-05-29 22:30:08 | スタッフ講師
 東京新聞
オバラです。先々週、新聞に私のインタビュー記事が小さく載りました。アトリエのHPから取材に結びついたようです。何人かの生徒さんから「見ましたよー!」と言われましたが、実家に画材を取りに行った時に会った両親に「新聞に載った」と告げると父は「なにー!?お前は何やってんだ!」、母は「えぇ、まさか!?やめてよ!」と、全く信用のない言葉をもらいました。年老いた親にいまだに心配を掛ける自分…。

話は変りますが先日、5年生男子の会話が面白かったのでご紹介。「先生何歳?」「よんじゅーご」「結婚してる?」「えーっと、その質問をする意味が非常に知りたいんだけど…」と言うと、隣の親友が「こいつ最近、独身女性への興味が半端ないんだよ!」「あ、それを言うなよー!」と取っ組み合いが始まりました。そばでニヤニヤしながら様子を見ていた6年生女子に「あいつ今10歳だから、9歳までは人妻に興味があったってことだよね?そして、独身であれば年齢は関係ないんだね!」と深読みを耳打ちし、二人で爆笑しました。
だいたい4年生までは、親や教師に言われたことを素直に受け入れます。5年生あたりから反抗期が始まり、言うことをあまり聞かなくなります。そうして、社会や友達の影響を受けながら、自分の意思をもって決断ができるようになっていくのが正常な成長の過程だと思います。親や教師の言うことが、自分と全く同じ考えだったとしても「げー!こんな汚い大人と同じ考えだったなんて、正論だとしてもムカつくから、もういっそ自分の考えを変える!」くらいへそ曲がりで上等です。反抗期がないと、親の言う事を聞かないのはかわいそうだと信じ、大人になっても何の疑いもなく親の管理下にいて、自分の判断基準がない人間になります。安心を保証されたことだけを選ぶようになり、自分の考えで行動する経験値が低い為、騙されやすい傾向があります。
反抗期がない素直な子は心配なので、私は物凄く酷い意地悪や、残酷な悪口や嘘をつくようにしています。「先生はいつも清く正しいなんてあり得ない。こんないい加減な大人の事を自分の考えも無しに信用したらどうなるか、目にもの見せてやるわ!騙されるのは想像力が足りないんだ!グハハハハ-!」です。生徒が強くなるなら悪にでもなります。失敗しても傷付いてもいいから、自分で確かめる経験を沢山させたい。いざという時、自分が頼りになるように。自分で責任を取れるように。
学生達へ
親や先生には心配掛けさせてナンボだ。反抗は遠慮なくしてくれ。その代り新聞に載るような犯行は控えめにして欲しい。でも、やっちゃった時の柄受けは任せなさい!(なんか話が逸れて来たのでこの辺で…)

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