武蔵野美大学工芸工業デザイン学科1年生のヒトミです。ミオスへは高校2年の夏前まで通わせていただいていました。その後は小原先生からのアドバイスの元、美術予備校へ移動し、大学入学後こちらで働かせていただいています。
私は小原先生への合格報告の際に「こちらでお手伝いさせてほしいです!」とお願いをしました。「きっと子供たちと楽しく話しながら、手取り足取り和気あいあいとやるのかなー」なんてことを考えながら向かったバイト初日。小学生は想像の何倍もの元気なパワーがあり、和気あいあいというよりひっちゃかめっちゃかで正直驚きました。とにかく作業を進めてもらうことに必死で、中々コミュニケーションを取る余裕もありませんでした。そんな中、笑いも取りつつ教えている小原先生を見ると「やはり凄い!」と心から感心しました。今は意思疎通・相互理解もできて余裕が持てるようになり、どんな作品を作っているのか直接聞くのが楽しみの一つなのですが、一人一人発想もアプローチの仕方も違っていて自由なので、流石子供たち!と感心しつつ沢山の刺激を受けています。
こちらのお手伝いに入ってから3ヶ月ほど経っているのもあり、仕事に慣れてはきたものの、学生クラスでは全員としっかりやり取りをする大変さも感じます。少し前までは話しにくかったり、教えにくいなと感じている時がありました。けれどそんな私を見た小原先生は各生徒の性格や絵の特徴だったり、どんな話しかけ方が良いかということを教えてくれました。そこで普段ただ教えているだけではなくて、しっかり一人一人と向き合い、見ていることに驚きを覚えたと同時に、ここまでの配慮があるから生徒のみんなも心を許して美術を楽しんでいるんだなと実感しました。実際私もこのミオスで描くことの楽しさを感じることが出来たので、小原先生のお陰なんだなと思いました。自分が教えてもらっている時では分からない気遣いを、先生側に回って感じることができました。
私はまだまだ未熟ですが、生徒一人一人としっかり向き合い、そしてみなさんと一緒に美術を楽しんでいけたらいいなと思います。よろしくお願いします。