オバラです。日本画レポート第2段。
下絵(念紙) 写し(カーボン紙) 骨描き(墨) 青岩絵具(下塗りⅡ) 時間設定90分

①今回は蓮・睡蓮の写真か葉牡丹の植木のどちらか好きな方を選び、コピー用紙に下描き(念紙作成)
②カーボン紙で写すが、小さく描き過ぎた子は拡大コピーをし、構図が悪い子はトリミングする
③墨で骨描き カーボン紙の写りが悪い場合(原因は泥に砂が交じっている)念紙を見ながら描き写す
④青岩絵具(るり色と群青)で絵の構図を考えながら背景下塗り(塗り過ぎると骨描きが見えなくなるので注意) 高学年は完成図を念頭に置き、青のリズムを考えさせる
⑤背景だけを塗るのではなく、モチーフの中も塗るようにする(但し、土の色が残るように荒く塗る)
顔彩・透明水彩で着彩(白はジェッソ) 最終段階で岩絵具を重ねる 例外‐土に直接着彩で終了 時間設定130分

①顔彩・透明水彩で着彩後、最終的に岩絵具(岩絵具はグラム売りで高価な為、無駄遣いを防ぐ)
②3月で卒業や退会する子は時間がないので青下塗りは無し(泥の上に直接着彩すると落ち着いた色合いが美しく、最終的に岩絵具も使わなかったが金箔は散らしたので、渋さと派手さが絶妙にマッチし、また違った作品に活かせそうな完成度があった)
岩絵具作り 時間設定30分

①今回使用した石は紫水晶/ラピスラズリ/ピンクストーン/金鉱石(扱い易いよう、予め5㎜ 程の大きさに割っておく)
②選んだ石を木の器(木片にドリルで穴を開け、ベニヤの底板を貼ったもの)の底に敷いた鉄板の上に置き、ボルトと金槌で粉砕する
③だんだん木の器の底と鉄板の間に石の欠片が入り込み砕けなくなるので、途中で石を皿にあけて再び鉄板の上へ置く(石が小さくなるまで何度か繰り返す)
④タイルの上で/乳鉢で/絵皿の中で/タイル同士でこすりあわせ、更に細かく粉砕し、粉状になったら岩絵具の完成
金箔貼り 自作岩絵具貼り 消しゴム判子で雅印制作(岩絵具が荒いので朱肉ではなくポスターカラー使用) 時間設定20分

①金箔を付けたい部分に膠を塗り、箸で金箔を付けていく
②自分で砕いた石を付けたい場所に膠を塗り、パラパラと撒く あまり細かく砕けなかった石は、花粉の部分に(ボンド使用)
上記行程4時間半(1時間半で1回の授業として3回) 下描きや着彩に時間を掛けたいタイプの子に予備日として2回(3時間)用意
感想
この日本画は『泥で水干絵具作り』『石で岩絵具作り』と、絵画制作と同量の作業があった為、絵が苦手だと劣等感を持っている児童にも受け入れられるカリキュラムである。また技術的指導より作業メインである故、専門が日本画科ではない講師でも容易に指導ができ、完成作品もバラエティに富む。泥の上に岩絵具の青を重ねる発色効果により、透けて見える泥が金色に見えると評判であった。今回は泥と青を活かす為にモチーフを『水面に浮かぶ蓮や睡蓮』『葉の色が豊かな葉牡丹』に絞ったことも成功要因である。
下絵(念紙) 写し(カーボン紙) 骨描き(墨) 青岩絵具(下塗りⅡ) 時間設定90分

①今回は蓮・睡蓮の写真か葉牡丹の植木のどちらか好きな方を選び、コピー用紙に下描き(念紙作成)
②カーボン紙で写すが、小さく描き過ぎた子は拡大コピーをし、構図が悪い子はトリミングする
③墨で骨描き カーボン紙の写りが悪い場合(原因は泥に砂が交じっている)念紙を見ながら描き写す
④青岩絵具(るり色と群青)で絵の構図を考えながら背景下塗り(塗り過ぎると骨描きが見えなくなるので注意) 高学年は完成図を念頭に置き、青のリズムを考えさせる
⑤背景だけを塗るのではなく、モチーフの中も塗るようにする(但し、土の色が残るように荒く塗る)
顔彩・透明水彩で着彩(白はジェッソ) 最終段階で岩絵具を重ねる 例外‐土に直接着彩で終了 時間設定130分

①顔彩・透明水彩で着彩後、最終的に岩絵具(岩絵具はグラム売りで高価な為、無駄遣いを防ぐ)
②3月で卒業や退会する子は時間がないので青下塗りは無し(泥の上に直接着彩すると落ち着いた色合いが美しく、最終的に岩絵具も使わなかったが金箔は散らしたので、渋さと派手さが絶妙にマッチし、また違った作品に活かせそうな完成度があった)
岩絵具作り 時間設定30分

①今回使用した石は紫水晶/ラピスラズリ/ピンクストーン/金鉱石(扱い易いよう、予め5㎜ 程の大きさに割っておく)
②選んだ石を木の器(木片にドリルで穴を開け、ベニヤの底板を貼ったもの)の底に敷いた鉄板の上に置き、ボルトと金槌で粉砕する
③だんだん木の器の底と鉄板の間に石の欠片が入り込み砕けなくなるので、途中で石を皿にあけて再び鉄板の上へ置く(石が小さくなるまで何度か繰り返す)
④タイルの上で/乳鉢で/絵皿の中で/タイル同士でこすりあわせ、更に細かく粉砕し、粉状になったら岩絵具の完成
金箔貼り 自作岩絵具貼り 消しゴム判子で雅印制作(岩絵具が荒いので朱肉ではなくポスターカラー使用) 時間設定20分

①金箔を付けたい部分に膠を塗り、箸で金箔を付けていく
②自分で砕いた石を付けたい場所に膠を塗り、パラパラと撒く あまり細かく砕けなかった石は、花粉の部分に(ボンド使用)
上記行程4時間半(1時間半で1回の授業として3回) 下描きや着彩に時間を掛けたいタイプの子に予備日として2回(3時間)用意
感想
この日本画は『泥で水干絵具作り』『石で岩絵具作り』と、絵画制作と同量の作業があった為、絵が苦手だと劣等感を持っている児童にも受け入れられるカリキュラムである。また技術的指導より作業メインである故、専門が日本画科ではない講師でも容易に指導ができ、完成作品もバラエティに富む。泥の上に岩絵具の青を重ねる発色効果により、透けて見える泥が金色に見えると評判であった。今回は泥と青を活かす為にモチーフを『水面に浮かぶ蓮や睡蓮』『葉の色が豊かな葉牡丹』に絞ったことも成功要因である。