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モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

幼児の横顔

2019-02-03 09:39:44 | 幼児

水曜幼児クラス担当の旭です。幼児クラスでは、2週間にわたって羽子板作成をしていました!これまで10分お絵かきで培ってきた「人の横顔」を描くスキルを用いて、1月らしい作品に仕上がっていると思います。今回は横顔をカメラで撮り、プリントアウトした写真を見て描きました。その写真をノリ先生が用意してくださったものが下にございます。

幼児期の成長って恐ろしく早くて、年少さんから年長さんの間にかなり横顔の印象が変わっていますね。いつもは「まず縦長丸を描いて、それからお鼻が三角で……」と、抽象化した実演を見せてから描き始めるのですが、今回は違いました。「大きなクリスマスツリーを眺める人」など10分お絵かきで練習してきたとはいえ、写真を見て描くのは初めてだし、難しくて途中でやめちゃう子もいたので、大丈夫かな?と身構えていたものの、完成した羽子板は素晴らしいの一言です。

まず、特徴をしっかりと捉えられています。これってすごいことだと思います。誰もキャラクター的ではない。マジックで描いた下書きだけでも、誰が誰だかわかるこの正確性 。ところどころ位置と大きさがバラバラなところもありますが、子どもはよく見ている部分を大きく描いてしまう傾向にあるので、つまりそれだけ「その部位に集中して描いた証」です。「これだけ細かいところが見えている、見られるなんてスゴイ!!」と感服します。もう少し大きくなって、バランスが取れるようになれば、メキメキと成長していくこと間違いなしです!

また、色味がいい。色の選び方にもそれぞれの個性が出ています。背景と体(洋服)のパキっと別れたシャープな色合い、同系色でシックな落ち着いた色合いなど、「どの色がいい?」と聞いた瞬間に答えが自分で決まっていました。主張がはっきりしているのはいいこと、出る杭は打たれるなんて真っ平御免です。それらの色を、綿棒で立体感を出しながら塗っていきます。新しい感覚の塗り方に楽しそうでしたが、1人が完成して羽根をもらうと、気持ちは完全に遊ぶ方に向かってしまいました。点描画もそわそわ、塗り終わってからも「そんなにブンブン振り回しても乾かないよー」と何度言ったことか。きちんとドライヤーで乾かして、さあ完成です。ツヤツヤ、キラキラしていて綺麗な羽子板が完成しました。

今だけの愛くるしい横顔を写し取った自画像の羽子板は、きっと宝物になること必至です!


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