皆さん、新年度が始まりました。4月からも楽しくいきましょう。
先日、骨格についての勉強会を行いました。
人間をリアルに描く為には目に見える表層に囚われるのではなく、その内側にある骨格を理解することが大切だというお話させて頂きました。
参加された皆さんには、鏡に映った自分の顔を見ながら頭蓋骨を想像して描いて頂きました。普段こうしたことは中々経験がないと思いますが、やはりやってみると本当に難しいんです。
描いている最中も「こんなに自分の骨を意識して顔を触ったことって無かった。」という感想が多数聞こえました。
今回は頭部にクローズアップしましたが、人体を描く上で内側にある構造を探っていくということをあらためて意識して頂ければと思います。
下記の文章は今回使用したテキストからの抜粋です。是非参考になさって下さい。
「自分の頭蓋骨を想像して描きましょう」
〇斜めから見た自分の顔を鏡に映し、頭蓋骨がどのような形状をしているか良く観察しましょう。
〇一方向からの光を設定しましょう。その時に頭蓋骨の明暗がどのようになるかを考えましょう。
〇正中線、眉、鼻、口、耳の左右を結んだ線の傾きを正確にとりましょう。
●男女の頭蓋骨の違い
・全体に女性は丸みがあり、男性はゴツゴツしている。
・女性は眉弓(びきゅう)から額にかけてのラインが垂直に近い。男性は眉弓が出っ張っていて、額のラインが傾斜している。
・女性に対して男性はエラが貼っている。
・女性の下顎のオトガイが男性に対して華奢である。
・女性に対して男性の乳様突起が発達している。
・男性は後頭部の下方部が出っ張っている。