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モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

小学生の日本画5

2025-06-06 20:28:26 | 小学生 絵画

ハルです。真結花先生に続き、小学生クラスの日本画について今日もお話しさせて頂きます。日本画特有のマットな色合いも素晴らしいのですが、私は子どもの線描が面白く大好きです。下書きも愛らしいものばかりでした。私が褒めるからか、よく子どもたちからコピー用紙の裏紙に描いた絵をもらいます。お陰で私の大学の作業机の上は子どもの絵であふれています。小原先生が「藝大に飾られちゃってるらしいよ!」と嘯くので、どんどん増えてしまいます。(笑)

日本画の授業が始まる前に、水干絵具を溶く準備を毎回していました。(基本的に子どもが自分で使いたい色を選んで絵具を作りますが、人気がありそうな色合いは大量に使うので事前に先生たちで用意しました。)が、それはそれは大変でした。描く前にこんなに時間の掛かる作業があり、ミオスでは膠の代わりにアートグルーという媒体を使いましたが、日本画家は更に膠まで作る(一晩水でふやかして煮て薄めて、冷蔵庫に入れて使う度に出して湯煎して溶かして、1週間で腐るのでまた作って)なんて、私には耐えられません。デザイン科で良かったです。
ちなみに藝大の日本画科は、現役合格は皆無です。(デザイン科は毎年2~5人位はいます。)世界でも有数のハイレベルな絵画達人たちですが、それに加えこんな地味な作業を黙々とこなせる根性を持ち合わせているなんて、友達になれる気がしない(なってもらえる気がしない、の方が正しいかも?)と思ってしまいました。(笑)

コメント
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