KOKORO 中3/合格再現作品 試験時間90分
大竹です。川崎総合科学デザイン科の合格者紹介も3人目となりました。今回は、小2の時から小学生クラスに通っていたKOKOROの合格再現作品をご紹介させて頂きます。
のんびり趣味で続けているのかと思いきや、中3の夏前に突然「川総に行きたいです。」と言い出し、「え?それならまずは休まず、やる気を見せて!早速来週から週3回通いな!」と慌ててお尻を叩き、受験に備えていきました。大人しく無口なタイプでしたが、内では考えていることが沢山あるのだと思います。それらを作品制作を通じて発散していけると良いのですが、それには先ずは基礎力!川総の実技試験では人工物、かつ安価で大量に用意が可能な工業製品が出題される傾向にあります。(受験生一人一人にモチーフを用意するため)モチーフ数は2~3個、それらを自分で置き方を考えて描いていきます。
ただ適当に置くわけではありません。なぜ出題者はこのモチーフを選んだのか?このモチーフを使って、何を描いて欲しいのか?どこを主役に描けばいいか?それらを考えて配置しなければなりません。「透明なモチーフが出たなら、その向こう側に別のモチーフを置き、透けている事を表現する」「鏡が出たなら、他のモチーフを映り込ませる」「紐類が出たなら、他のモチーフと絡ませたり、手前と奥に配置して前後関係・奥行きを出す」など、全ての配置に意味を持たせます。90分という短い時間の中で、どのようなモチーフが出題されてもより良い配置を見つけ、正しい形と質感を表現する。それらは沢山の積み重ねで基礎力を高めていかなれば難しいもの。その研鑽はこれから先、学校での課題制作や自身の作品制作を支えてくれるでしょう。受験お疲れ様でした!合格おめでとう!