モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

2020年を明るく照らせるように

2019-12-31 14:50:34 | スタッフ講師


旭(大学生アシスタント)ー幼児・小学生クラス担当

・アトリエには何年前の何年生から来ていますか?
  11年前の小学4年生、10歳の頃からミオス生です!!現在は教育大学2年生です。

・アトリエのどんなところが気に入っていますか?
  生徒としては2つあります。1つめは、自由です!でも自由には責任が伴うことを教えてくれます!例えば題材とか、それに対する取り組み方とか、あんまり強制されません。でも行動しなければ何も得られないことを小学生のうちから意識できたのはありがたいことでした。
2つめは、絵をきちんと見てくれることです。それは技術面だけでなく、精神面からのアドバイスもしてくれることが、いち生徒として嬉しかったです。中学生の多感な時期にアトリエで絵を学べたことは、かなり人格形成に影響を与えてくれました。
教員としては、単純にミオスが好きということと、ノリ先生と教育観が似ていることです。詳しくはここでは語りきれませんので割愛いたしますが、かなりロマンチックですので、ちょっと恥ずかしいです。

・逆に変えたいことは?
  今はまだ仕事をしているだけ、という感じなので、もっと生徒さんとの関わりを深く持てたらいいなと思います!そのためにはキビキビ働いて信頼を稼がないといけないので、頑張ります!
おっちょこちょい改善計画ももう2年目、そろそろ結果を出さねば!

・思い出に残るエピソード
  ~自分が生徒バージョン~ 話し始めたらキリがないんですが、ここはミオスとの遭遇エピソードを。ミオスに体験入学して初めて対峙した先生が幸介先生だったんですが、髪色も派手だし、服装も派手だし、ヤバイ所に来ちゃったかなー、なんてガチガチに緊張しながら体験授業を受けました。
その時の課題はちょうどミオスの前の道路、ビルを描いてみようというものでした。パースの取り方なんて小学生にわかるはずもないので、ぐにゃぐにゃなビルを描いていたんですが、幸介先生に鉛筆を使った初歩も初歩のパースの取り方を教えてもらって、ビルもピシッとした納得のいくものになりました。そのギャップにやられたのか、「なんか肌に合わない」を理由にいくつもの絵画教室を体験してはお断り、を繰り返した私は、家に帰って満面の笑みで「ここにします!」と言い放ちました。いまだにこれをネタにいじられます。
元々絵が描きたくて、自分のイメージ通りの絵を完成させるアシストをしてくださった先生方には、今でも感謝しています。

・思い出に残るエピソード
  ~自分が先生バージョン~ 先生バージョンは、幼児遠足の引率の中でのエピソードです。夢見ヶ崎動物園に行った帰りのバスの中、一平先生がバス後方を、私とノリ先生が前方をガードする形でバスに揺られていました。生徒に開けたばかりのピアスについて聞かれていて「ピアスってあんまし先生っぽくないよねー」などと言っていたところ、それを見ていたノリ先生が「ノリ先生とアサヒ先生どっちの方が先生っぽい?」と生徒に質問しました。
「そんなの俺が先生っぽくないって言われるに決まってるじゃん」と思っていたら、生徒たちは「アサヒ先生」と言ってくれたんです!!嬉しかったです。
ミオス以外では初対面で大抵子どもに泣かれる私としては、この一言のおかげで幼児におっかなびっくり接することが少なくなりました。コツをつかんだという感じですね

・今は慣れたけど、最初戸惑った(驚いた)ことは?
  先生側としては、ノリ先生含め講師陣が厳しいのにうまくいっていることです。ギスギスするか、そうしなければ崩壊してしまうから、教師は厳しい態度になってしまうことが多いのが現実です。しかし、静かな日も崩壊するわけじゃなく、生徒は思い思いにやりたいことをやる。発言しやすくなる。その謎が解き明かされれば、教室運営ももっとうまくなると思うので、教師になる前に盗んでいくつもりです。
生徒側としては、名前は絵画教室ですが工作、彫刻など、全体的に触れられるカリキュラムが組まれていて、自分に向いているものや、好みが見つけられる仕組みになっていることですね。絵画教室ってデッサンのイメージが強かったので、小学生時代とても楽しみに毎週通っていました。

・教える上で、気を付けている(もしくは意識している)事は?
  現在は主に小学生を受け持っているので、その時に気をつけていることが中心ですー生徒さんを人として尊敬することと、軽蔑すること。尊敬することは、ほとんど敬意を払うということと同義なので分かりやすいと思うのですが、軽蔑することはちょっと極端な言い方かもしれないです。1人の個人として見るなら、ガンガン意見は言うし、ダメなとこはちゃんとダメって言わなければ、アンフェアですよね。もちろん年上なので言い方には気を付けますが、なあなあに済まして気付かせないことは、その後の成長に悪い影響を及ぼすと私は考えています。
「優しいだけ」は本当の優しさじゃない、と誰かが言っていました。幸〇先生ありがとう。

・未来の夢は?
  中学校英語教員です!未来のために勉強し、未来を育てる役職に就きたいです。2020年には教育実習も控えていますので、全力で頑張ります!!

・これからのアトリエをどうしたいですか?
  ゆくゆくはオールインイングリッシュな授業を……というのは冗談ですが、教育学部で得た知識をもっと児童心理や教育論の方面で使っていけるように勉強します!
さらに効果的な、でもアトリエ本来の楽しさを失わない授業を研究したいです!

・子供達・保護者様~大人クラスの生徒さんまで宛のフリーメッセージ
  幼児クラスのみなさん、元気ですか、きっと元気ですよね!この間ちょっと顔を出したら覚えてくれているみなさんに涙がちょちょぎれました。
小学生クラスのみなさん、大きなお兄さんとして慕ってくれるのは嬉しいですが、股間目掛けてダイブするのはやめましょう。
学生クラスのみなさん、準備の時などいつもお手伝いありがとうございます。しっかりしてる人たちなので、私が頑張らないとすぐ追い抜かれちゃいますね。
大人クラスのみなさん、授業中に掃除で騒々しくてすみません。大人クラスの皆さんは、絵の先輩として、人生の先輩として、いつもお話を伺うだけでも励みになります。 みなさんの創造力が、私の学ぶモチベーションに、創作活動へのモチベーションになり、とても楽しいです。本当にいつもありがとうございます!これからもよろしくお願いします!!

コメント
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