大西 鉛筆デッサン
岩田です。本日は土曜午後クラスに在籍されている大西さんの作品です。大西さん一貫してデッサンを描いてらっしゃいますが、特に最近は靴を描くのにはまっていらっしゃいます。そこで今回は靴のデッサン3枚を並べてみました。
私も靴ってとても魅力のあるモチーフだと思います。使い込むほどに革にしわがよったり、擦れて色が褪せたり。デッサン好きの人にとってはそういった表情を描くのはこの上ない喜びでありましょう。
向かって右手、エンジニアブーツ。鉛筆の黒が画面にしっかり載っていることで、この黒革のヌラリとした表情を見事に表現しています。又つま先の金属カップが入っているツルっとした部分、その他のしわを帯びた部分の描き分けがとても良いですね。
左手は大西さんご持参のシューズ。履きこんでちょっと汚れたような表情も魅力的です。特に紐と紐通しのところ、とても拘って描きました。よく見ると一本の紐が編みこまれたところまでも実に克明に描いているんですね。
そういえば靴って靴底もとても描きがいがあるんです。履きこんでいると尚更、その下の層のゴムなんかが見えていたりする。片っぽは裏返しにして靴底と対比させて描いても面白いかもしれません。
大西さんのデッサンを見て、靴ってつくづく勉強になるモチーフだと気づかされたのでした!!