モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

ぐるっとデッサン

2016-11-11 23:38:16 | 学生

 

大竹です。突然の寒さに対応しきれず、冬眠へ一歩手前の状態です。今回のブログでは、少し遡り展覧会後の学生クラスについて書かせて頂きます。なんだか予備校のような風景ですね。学生クラスではいつも自分でカリキュラムを決めて個別に課題へ取り組みますが、展覧会後は足並みが揃う機会なので全員で囲みデッサンを行いました!

初めに先生がデモンストレーションを行い一斉に描き始めます。
今回のモチーフはコンクリートブロックとサッカーボール。
出題の意図としては
・サッカーボールは白黒の模様に囚われず、ボールの立体感を出すこと。表面の模様に意識がいってしまいがちですが、本来の形である球体感が感じられるように描けるか?
・コンクリートブロックは見て描く他に構造を頭で理解して形を捉えること。ブロックに空いた三つの穴は同じ大きさですが、パースがかかっているので奥に行くにつれ少しずつ狭くなっていきます。パースがかかっていても、同じ大きさの穴に感じられるか?
といった感じでしょうか。

また囲みデッサンでは一人でデッサンをやる時とは違い、モチーフをベストな位置から描くことが出来ない時もあります。ブロックを真正面から描かなくてはいけなかったり、逆に真横に近い角度だったり…そういった時にどうすればよい構図でモチーフを収められるか考えなくてはいけません。構図を取る力を養うトレーニングになりますね。

講評は全員のデッサンを並べて行います。
同じモチーフを同じ時間で仕上げたデッサンを比較しているので、自分が他の人より描ける所、描けない所がよくわかると思います。
美術予備校では更に順位もつけられ、自分が今どのレベルにいるのかを思い知らされます。
今回の課題は自分を客観視する良い機会となったと思います。自分の課題を見つけて、ドンドン成長していって欲しいです!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする