モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

長くつぶやきます2

2016-11-23 20:13:57 | 学生


本日も引き続き、オバラのつぶやきで失礼します。
昨日は自慢話で終わりましたが、良いこともあれば悪いこともある、コインの裏表のように…と第二弾です。

『針路の描き方』で、学生達を見直したというより尊敬したことは、真摯に誠実に他人の為に2時間を捧げたということ。そんな学生が20人以上いたので、たった2人だけその時間をキモチワルイと思って過ごしている輩が非常に目立ってしまいました。中学生の時にしこたまイジメにあっていたので、高校生になった今もシャッターを下ろしっぱなし、もう他人なんて一生信用しないオーラを出しまくり、私にさえふてくされた態度を取っていたので、 このワークショップが何かのきっかけになればと思い無理矢理参加させた結果でした。
そして実はそれがトリガーになったのは私の方でありまして、そんな2人の態度にブチ切れ。「今までちょっとは可哀想に思って許してやっていたがもう許せん!我慢の限界だ!」と、怒りで私の声は震え、怖くて悲しくてボロボロ泣く1時間半の説教タイムになりました。
「あんなにお前らの為に一生懸命話し掛けてくれた仲間にあの態度はなんだ!あいつらが今まで一度だってお前らに何か嫌なことしたことあったか?それでも2時間最後まで諦めないでコミュニケーション取る努力してくれてたよな?そんな奴らになんで素直な気持ちで向き合えねーんだ。ずっとむくれた顔でだんまり決めやがって。そのやり方はお前らイジメてた奴らとどう違うのか説明できるならしてみやがれ!高校でだって最初優しくしてくれたクラスメートいたんじゃねーの?どうせそれも無下にして、私は一人でいたいから話し掛けないでって態度で突っぱねたんだろ?きっと傷付けたと思うよ。もう終わりにしよう、お互いが傷付く事。友達いた方が人生楽しいに決まってんだから。心を開くのは簡単じゃないけど、ちょっと頑張って笑顔が作れるようになるところから始めようや。」ということがありました。
(途中「こっんなこと言われてムカついてるよな?なんか私が間違った事言ってると思ったら刺せよ!…と自分の太ももに小刀を突き立て…ほら押せ!絶対恨まないから!でも刺せねーだろ?正しいんだからよぉ!」と煽ったりもしました。完璧やりすぎ。一人でアツ過ぎ。)
そして次の週、私は背中を刺されるどころか、信じられない事態が!1人は3年間長い前髪で目を隠していたのをバッサリすっきり切ってにこやかに、 1人はしっかり目を見て「こんばんは!」と言いアトリエに入室…もう正直涙をこらえるのが大変でして。立場が逆だったら「イジメられてた人の気持ちなんか分からないくせに偉そうに!オバラぶっ殺す!」ですよ、もう。
人間として尊敬します。人に言われて自分を変えるのが屈辱に思う年頃なはずなのに、人間性でははるかに私を超えています。感動です。
と同時にもう少し早く本音でぶつかってやればよかったなと後悔もありますが、 それも今回のきっかけがあったからこそかなとも思い、『針路の描き方』を開いてくれた東京大学・慶應大学の学生諸君に改めて感謝します。
そして二日間、結局うちの子自慢になってしまったヤンキーのダラダラ長いつぶやきにお付き合い頂きました皆様、ありがとうございました。 

コメント (2)
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