上左:ここね(年中) 上右:ゆうと(年長)
下:ゆず(年長)
今日ご紹介する3つの作品は、幼児クラスならではのワクワク感と幼いながらも抜群のセンスを感じさせます。
額の卵の殻のモザイクは、小学生クラスの油絵の額と同じ材料なんですが、小学生クラスでは油絵を引き立たせる為にあえて額のサイドに殻をつけましたが、幼児クラスでは正面(絵と同じ面)に貼る事でモザイクと絵とがお互いに響きあっています。
真っ白な額にカラフルなモザイクは、まるでスペインの街角の壁に施されたモザイク模様を思い出されるような鮮やかな印象です。
そして、絵画の方はモチーフを見て描いたのですが、上の2枚の作品は画面の中の偶然に生まれた白のスペースとモチーフとの関係が絶妙なバランスで額とバッチリ合ってます。
下の作品は、モチーフの形を一生懸命追いながら描いた線がとても生き生きとしていて、また布の模様が見た印象で個性的に色塗りした配色が面白く、こちらもまた違った意味でバッチリ合ってますね!
今回の作品は、卵の殻の貼り方でそれぞれの性格がチラッと見えたり、絵画の方では私達もびっくりするほどの描写力を発揮した作品となり、これからの作品が楽しみになってきました! 伊藤 絵里