駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

明け方トイレ

2021年10月28日 | 身辺記
          

 明け方尿に起きることが増えた。又直ぐ眠れるのでさほど困らないが、これは腎機能低下の一つの兆候で、年を取った証拠なのだ。腎機能というのは心機能や肺機能よりも測定しやすくしかも正確にその人の身体年齢を反映する。勿論、腎機能に影響を及ぼす要因はいくつかあるから例外はあるけれども、夜小便に起きるのは腎機能が年を取って落ちてきている一つの証左なのだ。
 八十を過ぎると一回では済まず二回三回と起きる高齢者も多い。何がどうとは曰わく言いがたいが、忍び寄る老化を実感している。人生にはまさかという坂がいくつかある。後期高齢者になって老化をまさかと言っていては笑われるだろうが、人間は高をくくって生きているところがあるのでいよいよとなると驚いてしまう。
 尤も個人差というものがあり、特定健診結果を見ながらこの人は年齢よりも若い、癌にならなければ長生きするなという人に時々お目に掛かる。

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