駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

行きつけの店

2021年10月04日 | 身辺記
      

 昨日床屋に行った。もう十年通っている。私の医院に三十年通っている患者さんはざらなので、十年は特別長くないと思う。それまでは本当にあちこちの店を転々としていた。帯に短したすきに長しで、一二年ほど通って変えたり一回で止めたりしていた。髪を刈るだけの短時間で廉価の店も利用していたが、この頃は待ち時間が長く、何のために短時間の店を選んでいるか分からなくなり利用するのは減った。
 この店は亡くなったG氏が教えて呉れた店で百年近く続いている老舗で今は三代目だ。十五六年前に建て替えたらしく、天井が高くモダンでゆったりしている。何より良いのが清潔感があふれていることだ。亭主はちょっと気難しいところがあるが奥さんは明るく感じが良くそれを補っている。ちょっと遠いのと予約制なのが玉に瑕なのだが、亭主は私よりも二十ばかり若そうなので、時々新店舗を試すことはあってもずっと通うことになるだろう。
コメント (2)
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