駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

嵐で始まった十月

2021年10月01日 | 世の中
                        

 今朝は台風の影響で厚い雲に覆われ雨風が強い。夏の名残りが消え本格的な秋を感じさせる十月一日だ。台風一過に合わせたように、緊急事態宣言が解除され飲食店に灯がともる。
 冬の新型コロナ流行再燃を押さえる手を用意しながら解除を進めて欲しい。決して衆院解散総選挙に気を取られて、次の波に対する警戒備えを疎かにしてはならないと末端の医療従事者として申し上げておきたい。
 当院ではもう二千人近くに新型コロナワクチンを接種した。幸いアナフィラキシーショックなどの大きな医学的なトラブルはないが、大騒ぎする人一家総出で動画を撮ろうとする人など非常識な人達には悩まされる。
 私は覚悟していたしもう慣れているので、昼間からビール飲んで受診する人、靴のまま上がりたくなるように汚れた家、金ないと払えない人払わない人・・に対応してきたが、新しい院長はまだこの地域に慣れず戸惑うこともあるようだ。
 社会は少数だが多様な人達を包含している、そうした人達をどのように遇するか、一見では分からない恵まれていると気付かない世界がこの世には存在している。 
コメント (2)
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