駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

ジャーナリストの仕事

2016年01月13日 | 町医者診言

       

 急に寒くなってきたが、これが平年並みだろう。寒くなるとインフルエンザが出て来るのだが、案の定ぼつぼつ出てきている。

 就任当時は衣を纏っていたが、権力の強さを自覚し、使い慣れてきたせいか、一年ほど前から衣が脱げて地が出てきた。数を背景に十分な付託を受けていないことにまではみ出して官邸主導で突っ走り始めている。提案型野党で非常に健全と大阪維新の会に秋波を送っているが、もっと健全な内なる諫める人はどこにいるのだろうか?

 TPP、国の防衛、アベノミクス・・、全てに多面性があり、黒白では議論が成り立たないのだが、兎に角異論には目くじらを立てて反論しばしば逆ねじを食らわせる。恐い人だ、こういう人には逆らわない方が良いと、普通の人は思うだろう。心の奥はともかく、マスコミさえ表面では追従する所が多いのは遺憾だ。

 官邸に逆らうようなことを書いていると感じられるかも知れないが、決してそうではなく、同意するところも多いし、評価している所も多い。唯、譲れない一線を越えていると感じている。結論は手法経緯と不可分なのだが、其処に瑕疵があると思う。

 強姦に逆転無罪の判決が出た。ずさんな捜査と批判されているが、起訴有罪率が否認しても99.5%の異常さをみんなはどう思っているのだろう。起訴されたらお終い、係わらないようにという逃げの姿勢が、恐らく共通認識だろう。

 一般人が恐いところに立ち向かうのがジャーナリストの使命だと申し上げたい。

 

コメント
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