駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

一月四日は初仕事

2016年01月04日 | 医療

             

 今朝は結構寒く感じたのだが、どうも例年よりかなり暖かいらしい。子供の頃は一月と言えば氷を踏んで登校したものだが、この頃は路に氷を見なくなった。地球温暖化は間違いないようだ。

 二十一世紀も十数年経って漸く世紀の変わりというのを今更ながら実感している。携帯電話というか携帯メディアが世の中を変えた。昔はポケットベルを持たされていたのだが、今や猫も杓子も携帯を持ち、目の前でデートしながらお互いに携帯を弄くっている。香港のカップルも同じだった。これが一体どういう影響をもたらすのか、まだまだ十分な調査研究はないようだ。

 幸いというか遅れているのか医療の現場では、変化はあっても、生身の人間が主体なので目も回るほどの変化はなく、高齢医師もまずまず追いついて行ける。在宅医療の分野ではむしろ、私の方が先を行っている状況で、厚労省の施策が漸く私に追いつきそうな気配だ。運良く六日間の休み中に、急変のあった連絡はなく、三十名ほどの在宅患者さん達も無事に年を越されたようだ。又日常に戻ってゆくわけだが、旅先香港で感じた世界をどこか心の隅に留めて診療したいと思う。

 

コメント
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