駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

黒田校長の鞭がしなる

2016年01月30日 | 政治経済

             

 業を煮やしたか、黒田校長の鞭がしなり、怠け者の教師達を零下の校庭に立たせ、素手で氷をリレーする罰を始めたようだ。氷は零下でも素手で持っていると冷たいし溶け出すので、急いで次の人へ渡さざるを得ない。そうやって日銀金庫にお金を預けさせないで生徒にお金が回るように仕向けたわけだ。果たしてそんな罰で生徒の成績が上がるだろうか?。

 経済学には疎くても人間心理にはかなり通暁している私としては、首を傾げざるを得ない。勿論、当座は何某かの効果があろう。しかし勉強というのは追い立てられて成果が上がるのは一面一過性に過ぎず、受験に効果はあっても入学卒業後は伸び悩む事も多い。

 臨床医の私に優れた経済政策が思い浮かぶわけはないのだが、閉塞感を打開しようというのなら打つ手は他に幾つかあると思う。人の交流移動とマスコミの自立をまず挙げておこう。

 イジメではない厳しさは社会の香辛料だと思う。いずれにしても零下の校庭で氷を持たされた教師が始めることを厳しく見てゆきたい。

 いつもケネディの言葉を思い出す。お前は何が出来るの?、己は何をするのか?。保身では身を守れない。他者を貶めても自分は浮かび上がらない。

コメント
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