![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/91/607789c9260db2d27789bf8ca2a9994a.jpg)
ヤフーでの蔓延防止等重点措置は有効かという問いに70%の人が効果ないと思う、10%の人が効果があると思うと回答している。もし本当に10%の効果しかないのなら、なぜ政府は莫大な犠牲を払って蔓延防止政策を推し進めているのだろうか。
ここに端的に(日本)政治社会の根深い問題が現れている。
まず科学的なデータ蓄積と解釈を端折って、どう思うかで感染対策を選択するやり方と感情的選択を助長する報道で売り上げが伸びれば良いのだというマスコミの姿勢は問題。
次いで既得権与党政府を脅かす恐れのある科学的な調査評価を軽視し、旧来の規制措置でやっている感がある対策を選択する政府も問題。
新型コロナ感染はどう思うかだけで理解できる現象ではない。針程のデータで棒ほどの自分の考えを主張する人は科学者ではなく科学者もどき、政治的発言をする専門家は御用専門家。
難しいことは分かりにくいが、それを大所高所そして現場から幅広く克明に報道するのがジャーナリストの仕事で、新規感染症のような複雑な事象を難しいからと単純化し黒白好悪で報じるのはジャーナリストもどき申し上げたい。