駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

政治報道は難しい

2022年03月06日 | 政治経済
            

 NHK、朝日、毎日、読売新聞には優れた人材が数多く居る、政治部を除いてと注釈が必要だが。政治を平等に自由に報道できる記者は少ない。何故だろう。全日本の電波に乗ったり全国紙で活字になると不特定多数の人が見聞きするのでその影響力は大きい。政策や選挙に不都合な真実が報じられては困る勢力から様々な圧力が掛かると予想される。公平でないとねじ込まれても公平を見極め保つのは難しい。睨まれれば取材も困難になるだろう。恐らくそうしたことが優れた政治報道を困難にしていると思われる。政治を離れるとそうした拘束から解き放たれ、人材本来の能力が発揮しやすいようだ。
 政治は利害と欲望が絡むから、政界をまともにすることは不可能、そういう世界に関わることは無駄徒労と言う文化人も居る。私は自分の知る世界からそうでもないと考えている。五十年間医療に携わり、医療界では公正さ公平さ透明性に明らかな改善進歩があったと実感している。政治と医療では内容が違うので比べても意味はないと言われるかもしれない。確かに利害欲望は少なめかもしれないが人間のやることなので共通点はある。なぜ医療で不正不平等が減ったのか。それは患者の意識、内部告発、反省改善が機能したからだと思う。政治の世界にも国民の意識、内部告発、反省改善をもっと持ち込んだらいい。尤も、元々政治家よりも医療人の方が良質と言うことはあるかもしれない??。
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