駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

何が効いたか

2020年05月15日 | 医療

              

 

 新型コロナ感染が沈静化してきているのは確かなのだが、一つ大きな疑問が浮かび上がる。マスコミではあまり問題にされないようだが、なぜ感染が爆発的に増加せず取り敢えずは上手く押さえられたのだろう?。公平に見て後手を踏み十分なPCR検査をしなかった内閣の対応が優れていたとは思われない。

 日本人の国民性や生活習慣が関係しているような気がするけれども、科学的な裏付けが必要と思う。心配性で同調圧力が強く、抱き合ったり握手したりすることが少なく清潔を好むことが有効だったのだろうか。マスクはどの程度有効だったのだろう。騒ぐマスコミも功罪はあっても自粛を促す方向に作用したように思われるがどうか。

 己の考えばかりを主張する意見言いたい人達は脇に置いて、地道な調査して分析する必要がある。災いに学んで生かすことが、現実には利害が絡み中々難しいけれども、後世への我々の務めと申し上げたい。これは大学の公衆衛生部門の仕事と思う。政府は口出しをしないで研究資金を援助して欲しい。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする