駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

多和田葉子さんのイメージ

2014年11月23日 | 人物、女

               

 多和田葉子さんの名前は二十年以上前から存じ上げていたが、書かれたものを読むようになったのはこの一年ほどである。「溶ける街 透ける路」そして「「言葉と歩く日記」、この二冊によって私の繰り返し読む書き手に初めて女性が登場したことになる。小説は「尼僧とキューピッドの弓」を読んだだけで、本当の愛読者ではないかもしれないが、繰り返し読むので愛好者と言えば良いのかも知れない。

 女性なので画像を見たくなり、インターネットで拝見した。岸田劉生の麗子像にどこか似ていて、その後の麗子はこんな感じになるのだろうかと撓んだ印象を持っていたのだが、十一月十九日の日経の夕刊に詩や小説が持つ言葉の力と題して多和田さんが紹介されており、大きな写真が載っていた。今までの印象と違い、若々しく可愛い笑顔で、これが多和田さんなのだと嬉しくなってしまった。

 ますます、本格的なファンになってしまいそうである。

コメント
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