駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

本当に長持ちするか

2014年01月21日 | 身辺記

                      

 癖というか習慣で、履き始めた靴を毎日履いてしまう。三年程するとくたびてきた靴を見て「もう変えなさいよ」。と下命が出る。その時、「同じ靴をはき続けるから早く傷むのよ」とお小言が加わる。 

 半信半疑で、一度二足買ってを交互に履こうとしたことがあるが、結局僅かだが気に入った方を毎日履いてしまい、交互に履くと長持ちするという教えを証明することはできなかった。本当に交互に履くと長持ちするのだろうか?。くたびれた靴もなかなか捨てられず、靴箱に入れて山小屋に行く時など履いているのだが、「捨ててしまいなさいよ」と注意されている。なかなか身についた習性を修正するのは難しい。

 ちょっと話が変わるが老化は足から来るとよく言う。これは本当のようで五十、六十、七十と年を取ってゆくと筋肉量が落ちてゆくのだが、これは下半身特に大腿四頭筋に著明なのだ。現象としてはしゃがみ立ちができなくなる。年を取っても体力を落とさないために下肢特に大腿四頭筋を鍛えることが有効と報告されている。朝昼晩と食事時にテーブルなど一点に触れてバランスを取りながらしゃがみ立ちを十回ほどするだけで効果がある。二三回から始めればよい。わざわざ運動するのが難しい人は一階の昇降にはエレベーターやエスカレーターは使わないという原則を作り生活の中で守るだけでも効果がある。

 運動も食事も継続が力なので、テレビでやかましく掛け合いで宣伝される健康法は大同小異、わざわざ大金?をはたくこともない。継続が一番の鍵なのだ。

 

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