今年の箱根駅伝は東洋が完全優勝を果たした。早稲田は残念ながら三位をキープできず四位に終わったようだが、大健闘ではないかと駅伝界に詳しくない私は思う。順天堂と東海はシード権を逃した、捲土重来を期して欲しい。
若者がひたすらひたむきに走って襷を渡して倒れ込むのを見ているとなぜか胸にじんとくるものがある。
勿論、現場では勝つための駆け引きや戦略、部内では熾烈な出場競争があるだろう。あまり聞かない大学名もあり、名を売るために駅伝に力を入れているというような詰まらないことを言う人もいるだろう。
しかし、人の思惑を越えて、道をひたむきにひたすら若者が力の限り襷を掛けて走って行く様をみれば、思わず頑張れと声を掛けたくなる。襷を繋ごうとひたむきにひたすら走る若者の姿は論評や意味づけを撥ね除けて美しい。