駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

逃げる言葉には追う言葉で

2013年11月24日 | 町医者診言

                      

 直樹お前もか、猪瀬東京都知事。 突発性健忘症及び部分刻銘記憶症に罹患。 頭記疾患のため今期限りとする。 えっ、有権者も七十五日の健忘症だから大丈夫だと。

 五十年前の昔、いつも現金、笑う現金の**屋という宣伝を聞いたことがある。いまだに、いつも現金、内緒の現金は政治屋らしい。五千万円は封筒に入らない。まして背広のポケットにも入らない。そんな嵩張る物を頂いた記憶は朧で、頂戴と言わなかったことは刻銘に記憶している。

 これは稀有な症状ではないか、先輩、症例報告できますね。いいや、よくあることだ。

 残念ながら真相は闇の中であるが、万一に備え、そうなるように仕組まれていた。ということはやはり後ろめたいからだと申し上げる。

 六十年といえば二世代。唐様で売り家と書かないように、密約に騙されたと臍を噛まないように孫達に語り継がねばなるまい。六十年、それは当事者はもう居ない時の長さということ、つまり幽明に逃れる算段のように思われる。世界遺産になった高嶺を仰ぎ見ながら、語り継ぎ言い継ぎゆかん、よしなしごとの増えたことよと思う

コメント (2)
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