駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

丼物に倣うワンプレート

2013年03月10日 | 旨い物

             

  この頃洋食系店にワンプレートランチというものが現れた。これは一皿の上に主料理、サラダと主食(パンかライス)が一緒に盛られているもので、見た目もバランスの取れた彩りの良いプレゼンテーションになっている。大抵カップスープとコーヒーか紅茶が付いて1000-1500円くらいで、2-300円余分に支払うとデザートが付くようになっている。

 要するに簡単なコースが一皿に盛られて供される形式になっていて、値段はコースの5-7割程度に抑えられているのだ。ボリューム的にはコースの八掛けくらいあり、十分お腹は満足する。たぶんこれは和食の丼物から得た発想と思う?

 とは言っても丼物は割安というだけでなく天丼にしろ、カツ丼にしろ明らかな別世界を形成しており、天麩羅定食やとんかつ定食とは違う味わいになっている。洋食系のワンプレートは未だ其処までの舌世界を形成できていないと思う。割安で早く食べられるという手軽さ以上のものを生み出せれば面白いのだが。果たしてワンプレートで、ミニコースと違う食感を形成しうものかどうか、注目している。

コメント (2)
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