福島第一原発の海水流入中断はなく、実は続いていた。これで一件落着どころか、これで問題の根深さが更に明らかになった。ところがマスコミは追求を続けるどころか引いてしまう。私は忘れないし、ミニコミも忘れないと思う。
いつか見た青い空なら良いのだが、これではいつか見た暗雲ではないか。こうしたことは戦前の軍隊ではしばしばあったと聞く。上官の命令を下の方で変更無視してしまうのだ。的はずれの命令、直属の上司の方を向いている兵士、見て見ぬ振りのからくりは日本の持病かもしれない。
有事に批判はけしからんと菅周辺は息巻いているようだが、意味のある内容のある批判に耳を貸さないようでは、多数の国民のために明日を切り開くことは難しい。有事に党派を超えて政治をまとめられないのは力不足ということなのだ。民主党は国民に大政奉還すべく、解散総選挙をしたらどうか。政治の停滞というほどのことはしていないようだし、末端の国民は右往左往の政治家やマスコミよりもしっかりしている。
人は出てくる。理系だから駄目とは言わないが歴史を知らない人は駄目と言い換えよう。肝っ玉の据わった、人を動かすことの出来るまとめることの出来る人が求められる。今の時代にそんな人が居るかなどと呑気なことは言っていられない。居なければ、日本は衰退してゆく。事態が人を掘り起こすことを期待している。