駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

ほぼ完成

2011年05月23日 | 町医者診言

 

 運河の絵がほぼ完成した。いつも見通しが甘く、細部に入ってから思ったよりも時間が掛かる。絵の魅力は一瞬で判断されるのだが、じっくり見ないとわからない細部も大切なのは不思議だ。

 素人対象の教師は八割褒めて二割指導するのがよいと思う。素朴で楽しい絵と言って頂き、引き続き頑張ろう。次は何を描こうかなという気持ちになる。

 政治家も八割褒めて二割指導とゆきたいが、こちらはプロ?で我々国民の明日の生活、大袈裟でなく子孫の命が掛かっているので、よく頑張っていますねでは済まない。現在、現実の結果を出してもらわねないと困る。首相が海水注入を一時止める指示を出したかどうかなどは、はっきり言って二の次の問題だ。今は行程表を見直し、漏れる放射能を恒久的に塞ぐ手立てと、汚染地域の住民の命と生活を守ることを考えることが最優先の急務だ。

 菅首相が能力人格ともにリーダーに相応しくないことは、国民の大部分はわかっているはず。次に適当な人が居ないことと、今が準緊急事態であることとが、やむを得ず暫くの続投を容認している理由と思う。

 尤も、権力にしがみつく首相の本末転倒の執念と国民の諦観が管政権の延命に預かっているとすれば事態は深刻で、官邸の機能不全をあぶり出すために、海水注入中断で騒ぐのに五分の理があるかも知れない。

コメント (2)
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