駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

どっちが偉いか

2010年12月02日 | 町医者診言

 椎名誠風に、妙なことを考えた。四国には縁が薄く四十五年前に高松から八幡浜へ抜けただけで、以後はいつかは徳島高知へと思うばかりだ。
 高松へ帰郷した方の報告を見ていて、そうだ四国には高松という町があるのだと思い出した。私の中では四国の都市と言えば松山が第一に思い浮かぶ。たぶん坊ちゃんの影響か映像を何度も見ているせいだろう。川本三郎の旅行記を読んでも、なぜか高松が抜けている。それだけ京阪神に近く、四国離れしているのかも知れない。香川出身の友人知人が居るが地元の人は地元を狭く感じているようだ。限られた交流から言えば、よく言えば賢い、ちょっと意地悪く言えば目端の利いた人が多いような印象を受ける。愛媛は中央から距離を取っている感じで、のんびりとした中に個性と矜持が漂わせながら、自分の道を歩む人が多いようだ。これは全くの私の勝手な印象で、何の意趣もない。
 香川愛媛に出張赴任した人達は緑深く食べ物が美味しい所と褒める人が大部分だ。緑深いというのは意外かも知れないが、海に負けず山紫にも恵まれた島のようだ。いつも神戸止まりだが、いつかはもう一度瀬戸内海を渡って四国を巡ってみたい。

コメント (6)
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