駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

忘年会の季節

2010年12月11日 | 身辺記

 忘年会の季節だ。既に三つ、今晩は医師会全体の忘年会で四つ目になる。昔は十位出ていた。今年は八つだから少し減った。公的なもの、私的なもの各四で半々だ。公的と言っても医師会関連だから、飲んで管を巻くスタイルも多くなんだかなあと思うこともある。
 しかしまあ、顔を合わせて話をすることは意義深く、患者さんのやりとりで顔見知りであることは妙な誤解を避けるのに役立つ。
 こうした席でも黙っていないという悪い病気があるせいで、多少煙たがられるという副作用はあったのだが、慎重丁重に診て頂ける効果も出ている?。最近は外交戦術を多少身に付け、異見よりも共感を基調にして、楽しくおしゃべりしてそこそこで腰を上げている。
 忘年会というのは、たぶんかなり日本独特の習慣なのだろうと思う。いつ頃からどんな風に行われていたのだろうか。集まって飲み食いしておしゃべりするのは、人類共通の習性のようだが、忘れて水に流す感覚は日本人の発明のような気もする。確かに嫌なこと辛いことを忘れ、新しい一歩をというのは凄い智慧かもしれない。
 女房が福引きの景品を楽しみにしているので、今夜もなんか当たると良いが。

コメント (2)
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