駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

色々な糸

2010年07月25日 | 小考
 日経新聞の私の履歴書七月分に2008年ノーベル化学賞受賞者下村脩先生が書いておられる。受賞が発表されるまで氏を存じ上げず、写真を見てなんだか日本人離れした人だなあと失礼かもしれない印象を持っていた。
 私の履歴書を読み、日本人離れした本当の日本人という不思議な感想を抱いた。まあ、よく知りもしないのに、一端の感想を述べることは僭越極まりないが、氏の卓越した能力と研究者資質を運命の糸が導いて研究成果を生み出したように読んでいる。いずれ科学評論家や教育者が氏の研究者としての資質に注目するだろう。
 誰もが何かしらの糸に導かれて人生を歩んでいるわけだが、糸は縺れたり途切れたり、天の配剤もいろいろあるようで、あの時あちらを選んでいたらと思わぬでもない。しかしながら残りの糸は短く選んだ道を生かすように進むよりないなあと、ワインディングロードを振り返った日曜日なのだ。
 今日は久しぶりに定番のフランス風家庭料理店でランチを楽しんだ。これは1500円の子羊のステーキの前菜。
 
 
コメント (4)
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