町医者反省

　いやいや、ほんの座興と思ったのですが私の予想は大外れ、当たったのはみんなの党の１０議席のみ。自分の情報収集能力と分析力の乏しさを痛感、大いに反省しています。それに比べてパウル君は全問正解の快挙でびっくりです。
　民主党が苦戦と思いましたが、まさか自民がこれだけ盛り返すとは思いませんでした。微差が大差になりやすい一人区の影響もありましょうが、それを十分に読めず、与党に甘い予想をしました。
　これは自民回帰を示す結果なのでしょうか、どうもバラバラの民主党にお灸をすえる感覚もあるようで、しばらく迷走が続きそうです。
　愚直凡庸でも誠実な谷垣さんに信があり、軽薄短慮でふらつく菅さんは見限られたようです。ただ、そうした感覚で大きく政治が揺れることは心配です。混迷の時代なのかも知れませんが、危機こそ腰を据えて仕事ができる体制が必要のはずで、政界再編や早期解散が必要かもしれません。解散には政局ではなく政策を選ぶという意味合いが出てくるでしょう。俄作りの候補が苦戦したことは、有権者のなめるなというメッセージだと思われます。
　みんなの党がキャスティングボードを握りそうですが、渡辺さんは強くないので個性の強い面々がひしめく俺が俺がの党をまとめて行けるか注目です。
　民主党はひょっとして、まだ鳩山さんの方がよかったという驚き桃の木の評価も出てきそうです。反省の色が薄い口先男に見える枝野君、苦み走った嫌み男の仙石氏、責めるのは得意でも責められるのは苦手な菅さんに、柔らかい舵取りができるでしょうか？
　マスコミの底流に流れる既得権益擁護の影響も垣間見え、不安定な政治が続きそうなのが憂鬱です。それにしても、功罪毀誉褒貶定まらないのですが、マスコミを手玉に取った小泉という人は凄い人でした。
　井戸端政治評論家やご用聞きマスコミに左右されない有権者の声が微かですが聞こえる気がします。これからも欠かさず投票に行きます。