人気と人望

　岡田ジャパンは一枚の壁を突き破った。健闘を讃えたい。
　ベストフォーはならなかったので岡田監督の官房長官就任はならなかったが、スポーツ界に閉じこめておいては惜しい人物なのが明らかになったと思う。
　抜擢された（実力があってのことだが）本田、松井、大久保、阿部、長谷部、川島は力強い次の一歩を踏み出していけるだろう。定位置を自分の物にしている中沢、闘利王、遠藤、長友それに選ばれた矢野、今野、稲本、中村憲も新たな一歩を踏み出して行くだろう。不十分だった玉田、中村俊、不運の駒野、試合に出なかった選手達はこれからの一歩で、経験を明日への糧にできたか、明らかになって行くだろう。
　こうした分類は不本意だが、民放よりＮＨＫのアナウンサー解説者の方が良かった。セルジオ越後や中田英は言っていることに一理あるが言うべき時を間違えている。鋭い批評が出来ても、心からの賛辞と心からのお詫びをを言えない人達に人望は生まれない。人気は別物水物で、人気で居丈高な人達も居るようだが。
　岡ちゃんには人望があったのだ。