駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

此処は何処

2010年07月02日 | 身辺記
 年を取ってやや衰えたが方向感覚と位置感覚に恵まれている。しかし音感は可、リズム感は不良で、カラオケに行けば隅っこで小さくなっている。ピアノを弾いて歌を歌える女房が天才(ではない)のように思える。尤も創造主は公平なのか、彼女は方向音痴で直ぐ道に迷う。
 実はこの方向感覚と位置感覚に恵まれていることは、便利なようで良いことばかりではない。というのは方向感覚と位置感覚は意識して分かるものではなく、四六時中自然に働いている感覚でそれを切ることが出来ないのだ。だから何時でも何処にいても自分が何処にいてどちらに移動しているかは脳のどこかに記録されていて、それを停めることが出来ない。但し、眠っている時はほとんど働かないようだ。目覚めて自然に補正される。
 初めて来た土地でも、直ぐ自分が地球のそしてその国のどの辺にいるかが頭にこびり付いてしまう。だからその位置感覚が先入観のようになって、此処は内陸だからとか海が近いからという感覚が景色を見る時などに何処かで影響を与えて、純白の印象が得られにくい。馬鹿げたことだが長崎や鹿児島に来ると端っこでなんか落っこちて仕舞いそうで心配になる。
 こうした感覚の有無はさておき、ヒント1,一枚の写真。ヒント2、30妙の動画。ヒント3,行き交う人の挨拶の言葉。で此処は何処を当てさせるクイズ番組はどうかと思う。妙なバライエティよりもうんと面白いと思う。
コメント (4)
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