駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

智慧は足せない?

2010年07月27日 | 町医者診言
 綱引きは一人よりも二人、二人よりも三人が強い。おそらく千人くらいまで、いやもっと上まで人数を増やす効果がありそうだ。しかし智慧はどうだろう。三人寄れば文殊の知恵と言うから三人くらいまでは合成の効果がありそうだ。しかし、それ以上になると怪しい。
 国家間の外交を見ていると、私の不勉強かもしれないが、向こう三軒両隣のお付き合いと殆ど差がない、否むしろ稚拙にさえ見える。有り体に言えば反社会的勢力団体の思考に類似しているように思えることもしばしばだ。
 韓国哨戒船沈没事故など北朝鮮の仕業とされるが、なんだかメイン号事件を思い出してしまう。ほんまか、なんでやと思うのが普通の感覚ではないか。嘘つき大国北朝鮮のことだから、なにがどこまで本当かは分からないが、浅智慧腕力大国のアメリカの喧嘩に巻き込まれるのは避けるべきだと思う。腕力に自信の輩が口実を見付けて腕力を振るいたがるのは、日常経験することだ。
 先頃来日し、異例の厚遇を受けた元死刑囚、改心?したらしいが、手の内を見せず外遊を得、あげく富士山を見学して帰国するなんぞ北仕込みの心得で、何処かの姑さんのやりそうなことだと思えてしまう。
 どうも智慧というのは積み重ねが効かず、外務省などは某国のたかだか数名の交渉の才覚にしてやられているのではないかと危惧する。 シンクタンクが当てにならないとすれば、個別の能力に期待せざるを得ないが、トップが妻の書いた本を読むのが恐いようでは、とても難局を乗り切る頭脳が後ろに控えているとは思えんなあ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする